理科・小学生補習|科目別勉強法-プロ家庭教師 四谷進学会

ご家庭での自習をする上で学力向上に役立つ学習方法について解説します。

科目別勉強法

小学生補習・理科-科目別勉強法

■理科を好きになることがポイント
 「理科」と聞くと、「(やる前から)難しい・嫌い」という印象を持つ子もいますし、「(やる前から)楽しそう・好き」という印象を持つ子もいると思います。また、その印象により、その後の成績等にも違いがあるようです。では、何が違うのでしょうか。いろいろな理由が考えられますが、(教科書やテキストなどで無理矢理)勉強させられているというマイナスの印象を持っていたり、受動的な学習をしていると、なかなか楽しめないようです。

■能動的な学習のすすめ
 誰でもそうでしょうが、好きなことは誰かに言われなくても進んでやってしまうでしょう。理科が好きな子の多くは、「調べる」・「考える(共通点や相違点をさがす等)」など、能動的に学習しているようです。特に、高校入試まで時間がある小学生のうちは、物理・化学・生物・地学の中で好きな分野・興味を持った分野を極めるのもよいと思います。興味を持つと、それを徹底的に知りたくなることも期待できますし、いずれ、それぞれの分野に関係があることがわかると思います。例えば、「星の色が違うのは表面温度の違い」ということは地学分野で学習することすが、「なぜ、表面温度が違うと星の色が違うのか」となると(小学校では学習しませんが)物理分野になります。私はその昔、図鑑のサメのページを全部覚えた記憶があります。もちろんテストには出ませんでしたが、勉強するというよりも、ゲーム感覚で理科と接していたように思います。今はインターネットなどもあるので、より効率的に、お子様の様々な疑問も解決できると思います。

■実物を見ることも大切
 不謹慎な表現になってしまいますが、たまに「こんなことは(習わなくても)知っていて欲しい」と思うことがあります。以前、集団塾での授業をしていたときに、「昆虫の足は何本」という質問に「5本」と答えた女の子(A子さんとします)がいました。「モンシロチョウの足は何本」とさらに聞いてみると「0本(飛んでいるから足はない)」と想像を上回る答えが返ってきました。A子さんの名誉のために補足すると、A子さんは無類の読書家で、昆虫をほとんど見たことがないということでした。しかし、国語のテストはほとんど満点に近い点数を取っていました。
 また、実験には積極的に参加することをお勧めします。うまくいった・いかないに関わらず、自分でやった実験は見ていただけの実験より鮮明に記憶に残ります。また、入試の記述問題の中には、実験の手順(の一部)を書かせることもあります。アンモニアなどは臭いをかぐことで記憶に残ることもあります。

■それでもダメなら…
 先程の読書家のA子さんは、理科は苦手でした。何とか興味を持たせるために、理系の説明文を読むことを薦めました。しかし、あまり効果はありませんでした。そのときに国語の先生から「伝記を読ませるのはどうか」というアドバイスをいただき、早速、キュリー夫人を薦めました。すると、A子さんにはこれが大当たりで、理科嫌いは大分解消されました。その後、A子さんは高校入試で第一志望校に見事合格しました。理科で合格した訳ではありませんが、理科で足を引っ張ったり、志望校を変更せざるを得ないということはありませんでした。
 別の先生なら、また別の方法があったのではないかと思います。教える方の立場で考えると、様々な工夫の仕方があることが楽しみになります。理科の楽しさをより多くの皆様に味わってもらいたいと思います。

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