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志望校別 傾向と対策

  • 高輪中学校の傾向と対策

     高輪中学校の国語は例年大問3題構成です。

     長文は、小説・物語から1題、論説・説明系の随筆から1題というのが一般的なようです。

     文章量は増加傾向です。特に小説で顕著のようです。やや多めでしょう。随筆は長くはありません。文章の内容ですが、やや高めの年齢ながら青少年を主人公としたお話が目立ちます。内容理解にはさほど困難さはないと思われます。随筆の方ですが、青少年に向けて(ついて)書かれた文章を選んでいるようにも見られますが、少し内容把握に苦慮するところは出てくるかもしれません。

     出題内容ですが、出典に合わせて作問されているように見られます。やや短めの随筆文からの出題では、記述問題を核にして、細部に注目し、「問いに答え、表現する力」を見極めようとしているようです。いっぽう、やや長めの物語文からの出題は、選択式問題を核にして、文章全体の流れを追いかけ、「本文を読み取る力」を見極めようとしているようです。物語文が鍵となりそうですが、重要な脇役との対照性・類似性に配慮することで主人公の設定を押さえていく読み方が確立できれば安心です。その流れに乗っていければ、確実かつ適切な読みができるようになるでしょう。

     全体として、選択式問題では奇をてらった出題は見られません。基礎を固めることで十分に対処できる良問といえるでしょう。選択式問題での「マイルール」を確立させておけば大丈夫です。何となく…文の流れから…といった漠然としたものではなく、鍵となる表現を押さえたうえで、「だから、この選択肢を選ぶ」という姿勢が求められます。「文中の言葉を使って」という条件に依拠し、材料を適切に選択できると負担は軽くなります。

     記述問題は少々厄介です。20字、40字で具体的な内容を問う問題は、具体と抽象のせめぎ合いで、考えて答案を作るような生徒さんだとかえって悩まれるかもしれません。ここでも、20字なら「一つの内容」などといった「マイルール」を作って対応していく練習を重ねていく必要があるかもしれません。

     大問1となる知識問題は、全体として標準的な内容でしょう。漢字を中心とした語句の問題が頻出となっています。あまり見られない切り口が特徴ですが、内容は頻出のものです。十分に準備をして確実に得点しておきたいところです。

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