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塾フォロー徹底解剖
四谷大塚:塾フォロー
●歴史
四谷大塚は、1954年12月 に創立し、駿台四谷分校と大塚予備校で「日曜教室」が開かれたことに始まります。1960年 には「予習シリーズ」が完成し、販売開始されました。発刊から半世紀以上が経ち、学習指導要領の変化や、入試問題の動向に合わせて、何度も改訂を重ねてきています。また、長年の歴史から作成されたテキストという事もあり、早稲田アカデミー等の多くの塾でも教材として使用されています。
●テキスト
四谷大塚は「予習シリーズ」で有名な塾ですが、「予習シリーズ」のほかに、「計算(旧:計算と一行問題)」「サブノート」「四科まとめ」「応用演習問題集」「基本演習問題集(旧:演習問題集)」「実力完成問題集」「算数難問題集」「総合問題集」など、豊富に問題集があります。
6年生の夏以降は「四科のまとめ」を中心に使用します。ただし、これらの副教材は他塾と比較するとやや多めです。「四科のまとめ」は、全範囲の総復習に向いていて受験直前まで活用しやすい教材になります。
「予習シリーズ」は毎週1単元ずつ授業を進めるため、学習スケジュールが立てやすい教材と言えるでしょう。解説も丁寧で、カラー写真も豊富なので、生徒も視覚を通して、興味・関心をもちやすい教材です。
また難易度も幅広く構成されている為、多くの生徒に対応できますが、志望校に向けてどこまで学習する必要があるのか、分かりにくいかもしれません。そのため、保護者が各単元ごとに、どの問題をやるべきか、取捨選択をしてあげると効果的でしょう。四谷大塚で受験に向かう場合は、まずは自宅学習で予習シリーズをしっかりと定着をさせる事が必要です。
●授業とカリキュラム
四谷大塚の授業は、予習をした上で授業を受け、家庭で問題演習による復習を行い、週末テストで確認するというサイクルで進んでいきます。よって、予習を前提に授業が進むので、予習ができていないと授業内容の理解は、なかなか難しいかもしれません。予習を怠ると、復習に更に手間を取り、結局テストに間に合わなくなってしまう負の連鎖が起きやすくなってしまいます。
予習シリーズは、2012年にテキストの大改訂を行い、カリキュラムの難易度と授業の速度が上がりました。例えば、授業内で毎週配布される計算問題・計算練習のプリントも、事前に渡されている「計算問題集」のテキストに比べると、難易度が高くなっています。また、算数においては、旧カリキュラムでは2年半かけて学んでいた内容を、新カリキュラムでは2年間で一気に進めていきます。このようなテキストの改定を行った理由は、難関校の合格者数を増やすことを目的にした背景があります。
大改訂をきっかけに、宿題の量も他塾に比べてやや多めになりました。「予習シリーズ」で予習をした上で、更に宿題や復習も、家庭学習の中心として取り組む必要があります。授業の内容が難しく、進度が速くなったことで、復習に時間を要し、予習ができなくなってしまわないように、日頃から計画を立てて学習を進めることが大切でしょう。
●クラスとテスト
四谷大塚では、1週間ごとに決められたカリキュラムに沿って学習し、毎週「週テスト(YT)」で理解度の確認をします。「週テスト」の出題範囲は、その週に学習した範囲を70%、前週の学習内容を30%出題します。
また、5週間に1回が総合回として「組み分けテスト」が実施され、成績順にS・C・B・A・αの5つのコースに組分けされます。「週テスト」も「組分けテスト」も試験範囲は決まっていますので、点数を取る事はさほど難しいわけではありません。「週テスト」も重要ですが、総合回の「組み分けテスト」で点を取るために、5週での学習スケジュールを立てる事が望ましいでしょう。
●映像授業
四谷大塚は4年生から通常の授業の他に、四谷大塚NETという映像授業で、「予習」と「復習」に取り組むことができます。
四谷NETでの予習は「予習ナビ」と呼ばれ、その週の予習シリーズの学習範囲を、自宅のパソコンから受講ができます。1教科あたりの映像授業の時間は、50分~120分程で、内容は解説授業と問題演習を組み合わせて進行します。
受講する生徒の学力レベルに合わせた授業を、四谷大塚の講師が行い、授業映像を止めて何度でも繰り返し再生しながら、理解できるまで学習することができます。また通常の1.5倍でのスピード再生も可能です。そのため、苦手な部分を繰り返しじっくり学んだり、逆に既に理解している範囲はスピード再生で短時間で学習するなど、自分の状況に合わせながら、効率的に学習することができます。
家で授業の復習をしたい時や、自信がない問題を克服したい時、体調不良や学校行事で授業を欠席してしまった時などに活用すると良いでしょう。
四谷NETでの復習は「復習ナビ」と呼ばれます。毎週行われる「週テスト」の採点済み答案は、インターネット上で返却されます。ナビゲーションモードで、テスト結果から最重要の復習問題がピックアップされ、マニュアルモードでテスト問題の1問ずつ復習ができます。リターンマッチで同じ単元の別問題に挑戦することができる為、完全に理解ができたのかを確認することが可能です。
「週テスト」で間違えてしまった問題の中で、重要な問題から順番に解説授業が始まるため、生徒に合わせた復習順序で、効率的な復習ができると言えるでしょう。
●その他webコンテンツ
四谷大塚では「高速基礎マスター」という語彙力や計算力といった基礎の部分を、標準レベルと応用レベルに分けて対策ができる、WEB上のコンテンツがあります。国語の講座については、「国語力5000」「語彙演習2000」という単元があります。算数については、「計算力2000」「計算演習1000」「平面図形500」「立体図形500」「一行問題演習」「日々の計算演習」の単元が盛り込まれています。
4年生から6年生が毎日「高速基礎マスター」に取り組めるように、校舎にはパソコンとiPadが完備されています。
●志望校対策
四谷大塚は、6年生の9月以降の日曜日に「学校別対策コース」が開始されます。授業は1教科専任で、各学校の入試情報に詳しい講師が、各学校に特化して指導をします。テキストは、各学校の入試問題を分析した上で作成された、オリジナル教材で授業が進みます。
また四谷大塚は、学校別対策コースを設けることによって、同じ学校を志望するライバル達と、切磋琢磨しながら、精神面・学習面共に、引き上げていくことを目指しています。
そして、近年の中学入試の特徴である、大学入試改革に伴った、知識だけでは対応できない思考力重視の出題をする学校の増加に対応すべく、生徒のレベルに応じて基礎力を強化し、思考力を磨く指導を意識しています。
【学校別対策コース】
<男子校>
開成・麻布・武蔵・駒場東邦・栄光学園・聖光学院・海城・早稲田
<女子校>
桜蔭・女子学院・雙葉・フェリス女学院・浦和明の星
<共学>
早稲田実業・慶應中等部・渋谷教育学園渋谷・渋谷教育学園幕張
●四谷大塚とプロ家庭教師の相乗効果
―家庭学習のサポートー
四谷大塚は予習前提で授業が進みます。家庭学習において、宿題などやることが多い中、プロ家庭教師が予習のサポートを行うことで、授業の理解がよりスムーズになるでしょう。
また、受験勉強において、家庭学習の計画立ては重要です。プロ家庭教師が受験までを逆算し、生徒の現状に合わせた家庭学習のカリキュラムを組むことも可能です。
―教材の有意義な使い方―
予習シリーズは難易度が幅広く構成されています。志望校によって試験は出題傾向も異なるため、受験に向けてどの分野を重点的に学習すべきか、分かりにくいかもしれません。プロ家庭教師が、志望校の傾向に合わせ、得点できなければならない問題とそうでない問題の優先順位をつけながら、受験本番まで伴走することができます。
―志望校対策―
四谷大塚は難易度の高い志望校別対策のコースが多く、生徒によっては目指したい学校のコースが無い場合があります。プロ家庭教師は、あらゆる学校の傾向に合わせた指導を行うことが可能ですので、塾で補いきれない部分のフォローができます。
―映像授業サポートー
四谷大塚の「予習ナビ」は、生徒様の習熟度に合わせて効率的に学習することができます。
ただし、まだ幼い小学生の場合、習熟度の完全な把握は難しい部分もあるため、プロ家庭教師がじっくりと丁寧に、学ばなければならない問題と、時間を短縮して見る問題とを選定し、学習時間の効率化を図ることが可能です。
四谷進学会では、過去の情報やデータを蓄積しています。
四谷大塚の独自教材や、カリキュラムに合わせて、一人ひとりに合った最適なカリキュラムで指導が可能になります。
まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。