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塾フォロー徹底解剖
早稲田アカデミー:塾フォロー
●概要
早稲田アカデミーは演習量と宿題量が多めの塾です。各問題の原理や原則を理解することから入るのではなく、一問でも多くの問題演習をすることによって、考え方や解き方に慣れるように進めていきます。問題の処理速度が速い生徒様なら良い方向に出るかもしれません。また、繰り返し解いて覚えるだけなので、学習方法としては分かりやすく、解いたことがある問題については得点できるようになります。ですが、デメリットとして、初見の問題や少し応用された問題になると、答えを自力で導くのは難しいかもしれません。
問題の処理速度が遅い生徒様は、大量学習によるテストの成績の良し悪しや、宿題を終わらさせられないなど、処理が間に合わない悪循環で、受験勉強に対するモチベーションが下がらないように計画立てて取り組む事が大切でしょう。
宿題のチェックや面談は、担当の講師に先生に直接行ってもらえます。その他にも例えば、授業を欠席した生徒に、担当講師から欠席した授業の内容を伝える「欠席電話」や、各学期に2~3回程度、塾での生徒様の様子や家庭での様子について情報交換する「回診電話」も実施していただけます。保護者会や個別面談、電話などを通じた保護者との連携を、担当の講師の先生が行うので、生徒たちの学習意欲や習熟度をきめ細かく確認してもらえるので、面倒見のいい塾です。
●クラス編成
クラス編成は、校舎により異なりますが、15~20人のクラス編成です。授業のカリキュラムは、各クラス同じですが、授業中に解く問題の難易度に違いはあり、上位クラスは基本問題には時間を掛けずに応用問題を多く解くようになります。5週に1回、授業の総合回があり、組分けテストが行われます。組分けテストは、応用問題からの出題ばかりではありませんので、下のクラスにいても基礎問題をしっかり理解していれば得点が取れ、上位クラスに上がることもできます。いかに授業内容の復習と基礎定着をしていくかがポイントになります。
●テキストについて
早稲田アカデミーでは、「予習シリーズ」を用いて四谷大塚のカリキュラムで授業が進められます。副教材としては、栄光ゼミナールなどで使用している「新演習」と同じ内容である、「W-Basic」を使用しています。「W-Basic」は単元ごとに「トレーニング問題」「基本問題」「練習問題」で構成されています。「トレーニング問題」は基本用語の確認問題、「基本問題」は標準レベルの問題、「練習問題」は主に記述対策の問題です。さらにクラスによっては、プリントなどのオリジナルテキストがあります。これらのテキストの内容は、全てを授業で扱うわけではなく、クラスによって購入するテキストの種類も数も異なるため、学習範囲も異なってきます。
●宿題について
他塾よりも量が多めで、またそれをしっかりと実施できたかどうかのチェックも厳しい塾です。量重視の宿題のため、丸暗記学習になりやすいため、5年生の半ばから成績に伸び悩む子が多くなる傾向にあります。
宿題で大切なことは、何ができて何ができないかを見極めることです。解いた答えの正解・不正解を見るのではなく、間違ってしまった原因を自分で見つけられることが重要です。間違った問題を始めから解き直すのではなく、図や式を見返し、どこを間違ったのか原因を発見することに意味があります。この習慣を付けることで、ミスは減っていき、宿題をこなすスピードも上がっていくでしょう。
●テストと講座
オプションの「土曜YT講座」では、1週間の学習の理解度を測る「週テスト」が行われ、加えて5週に1度の「組分けテスト」が実施されます。クラス編成は、4年生では「Sクラス」のみですが、5年生からは難関中を目指す場合は、選抜クラスの「SSクラス」が設置されます。一般クラスでは「Sクラス」があり、Sクラスは上位から「S1」「S2」・・・となります。「SSクラス」と「S1」クラスの間に「SPクラス」もあります。
6年生の二学期になると、日曜日に志望校対策の「NN(何がなんでも)クラス」が開講します。学校別のコースがあり、各学校ごとの問題研究がされたオリジナルテキストを使用し、授業を行っています。各学校ごとにクラス編成を行っているため、志望校対策としては内容の濃い授業になります。平日の通常授業でベースアップを図り、日曜日の「NN志望校別コース」で志望校に合わせた対策を行い、焦点を絞った勉強ができるようになっています。受験直前1カ月は、入試本番の疑似体験テストである、「そっくりテスト」が5回行われます。同じ志望校の生徒で成績別にクラス分けされます。他塾生も集う講座のため、入試当日のような臨場感で切磋琢磨できるでしょう。
【NN志望校別コース】
■男子校
開成クラス・麻布クラス・武蔵クラス・駒場東邦クラス・早稲田クラス・早稲田学院クラス・慶應義塾普通部クラス
■女子校
桜蔭クラス・女子学院クラス・雙葉クラス
■共学校
渋谷幕張クラス・早稲田実業クラス
●早稲田アカデミーとプロ家庭教師の相乗効果
―家庭学習のサポートー
早稲田アカデミーは、大量演習・大量宿題型の塾のため、家庭学習量が多く、ただこなすだけになってしまいやすいです。プロ家庭教師が間に入ることで、ただ単に量のある宿題をこなすだけでなく、初見の問題や応用問題でも、自力で導き出せるように、生徒様の現状に合わせた質の高い受験対策が可能となります。
―教材の有意義な使い方―
早稲田アカデミーは、予習シリーズの他、副教材、オリジナル教材など、教材量が多めの塾です。また、特に予習シリーズについては、難易度が幅広く構成されています。志望校によって試験は出題傾向も異なるため、受験に向けてどの教材でどの分野を重点的に学習すべきか、分かりにくいかもしれません。プロ家庭教師が、志望校の傾向に合わせ、得点できなければならない問題とそうでない問題の優先順位をつけながら、受験本番まで伴走することができます。
―志望校対策―
早稲田アカデミーは難易度の高い志望校別対策のコースが多く、生徒によっては目指したい学校のコースが無い場合があります。プロ家庭教師は、あらゆる学校の傾向に合わせた指導を行うことが可能ですので、塾で補いきれない部分のフォローができます。