
- 指導歴
- 14年
- 教科
- 5教科
学歴 |
中央大学法学部卒業 |
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強み |
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- 先生へのインタビュー
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―― 長い教師活動の中で、嬉しかった体験を教えてください。
松林:私はどちらかと言うと、学習が嫌いな生徒さんや苦手意識を持っている生徒さんを担当することが多いです。そのような生徒さんが、自分から前向きになって机に向かうようになったりすると成績はもちろん上がりますが、気持ちの面で変化が見られることに特に喜びを感じます。
―― 具体的なエピソードはありますか?
櫻井:印象的な子は多くいますが、長くお付き合いしたご家庭で、三兄弟の一番下の弟さんは特に印象に残っています。当時、中学1年生。勉強も運動も苦手で、クラスの子にからかわれていました。どうすればいいか相談を受けたため、何か一つでも得意なことを身につけて自信を持とう、勉強は努力さえすれば得意に出来るので勉強してみたらと提案し、指導が始まりました。中1の3学期からのスタートでしたが、中学の最初で学習する正負の数もあやふやな状況でしたので、開始後3ヶ月は計算だけに絞って指導しました。それでも中2に入ってきてからは少しずつ伸び始め、中2も中頃になると、クラストップにまで成績が上がっていました。最初の頃は自分で問題集も選べなかったのに、その頃には自分に合う問題集を自ら買ってくるようになりました。顔つきもガラリと変わって生き生きとしていました。かられることもなくなり、私としても嬉しい思いが出来ました。
―― 何らかの特徴的な生徒さんを担当することの方が多いですか?
松林:そうかも知れません。昨年は高校を中退してフリーターを経験した後、高卒認定試験合格を目指す生徒さんを担当しました。勉強へのコンプレックスがあって高校入学後も2ヶ月で辞めてしまい、全ての教科が厳しい状況でしたが、それでも少しずつ学力は上がっていきました。そのような事情のある生徒さんの方がやりがいを感じることが多いかも知れません。
―― 最後に、勉強で悩む生徒さんにメッセージをお願いします。
松林:勉強は将来の可能性をつかむための一つの手段です。頑張ればその先の将来について、選択肢が拡がりますので、それを原動力に今この瞬間を頑張って欲しいです。どうしても今が苦しいと放り出しがちですが、自分の将来を一日ずつ積み上げていっていると考えて、頑張って欲しいと思います。