高輪中学校高等学校

高輪中学校高等学校-学校インタビュー

四谷進学会プロ家庭教師センター(以下、四谷):今回は、高輪学園高輪中学校高等学校入試広報部長の真壁先生にお話しを伺います。どうぞよろしくお願いいたします。

真壁:よろしくお願いします。

四谷:まず、高輪学園の教育について、お伺いできますでしょうか。

真壁:高輪という学校は、生徒と教員の距離が近い学校です。1クラス40名程度で1学年6クラスと、生徒数はあまり多くありませんが、完全な中高一貫教育で、6年間をしっかり見ていこうという形で動いています。専任も80%以上を保つようにしており、高校の教員が中学の授業を受け持ったり、中学の教員が高校の授業を受け持つことも多く、学校全体で高輪の生徒を見ています。全員ではありませんが、担任も持ち上がりで受け持っているので、生徒とも良い距離感を持っています。

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四谷:先生と生徒の関係性を重視しているのですね。

真壁:そうです。教員と生徒との関係だけでなく、生徒同士の関係性も重視しています。校舎自体も中学と高校で分けている訳ではなく、中学1年生の教室の近くに高校3年生の教室を置き、普段から6学年が一緒に生活できるようになっています。そのため、学年を越えて近い距離で生活しているのも特徴といえます。部活動に関しても、ルールや体格差等で一緒に行うことが出来ない一部の部活を除いては、基本的に中高一緒に活動しています。高校生が中学生の面倒を見たり、それを見て中学生は自分が上の学年になったときに後輩に同じように面倒を見るというように、学年が変わり、立場が変わるごとに精神面でも成長しているのが分かります。これは、中高一貫教育だからこそできる教育だと考えています。

四谷:先生方が授業を行う上で心掛けていることはありますか?

真壁:一方的に教える訳ではなく、自分の意見を言えるような形式の授業を心掛けています。近年では、アクティブラーニングやICT教育という言葉が使われています。しかし高輪では、時代に乗っていく事は大事ですが、流されてはいけないと思っていますので、しっかりと基礎知識を身に付けた上で、普段の授業から自分の意見を言えて、人の意見をしっかり聞ければ、アクティブラーニングという言葉を使わなくても、そういう形で取り組んでいく事はできると思います。一つ一つの授業の中で、生徒としっかりコミュニケーションを取りながら、進めていくことで、「生徒が自ら考え、取り組み、行動していく」という点を意識して授業を行っています。

四谷:「大学へ進学させるための指導」という教育目標も掲げていますが、具体的にはどのような取り組みが行われているのでしょうか?

真壁:中学生の時から進学講演会や職業体験、社会科見学など様々な体験学習を行っています。「見る」「聞く」「体験する」ということをしっかり感じてもらいたいので、校外学習や体験学習には力を入れています。中学生は、まず日本を知る目的で、1年では自然体験学習、2年では農工芸体験学習、3年では西日本探訪という形で、平和学習や日本の歴史・文化を知る体験学習を行っています。中2農工芸体験学習

その上で、短期の語学研修として中3・高1の希望者には、13日間のイギリスサマースクールも実施しています。海外サマースクールについては、年々希望者も増えているので、今後行き先を増やすことも検討しています。高2では、全員参加でオーストラリアへ行き、海外学校交流を行っており、6年間を掛けて身近なところから世界へという目的のもと、学校行事の主軸が動いています。様々な経験を経て、自分自身の目標を定め、望む学校へ合格していってもらえればと思っています。

高2ファームスティ

 

四谷:高輪学園では、算数午後入試を行っていますが、これはどのような意図があるのでしょうか?

真壁:そうですね。まず、午後入試ということで、4科目受験としてしまうと受験生に負担になるという点や、男子校のため理系志望の生徒も多いという点も考慮して、算数を使った受験を行うことにしました。しかし、午前中の入試で行う算数と同様の形式では、ただの算数の試験になってしまうので、すべて記述式の問題構成にしました。そうすることで、文章を読み取る力、その情報を整理する力、解答を記述する力を総合的に見ていこうという目的の問題になっています。

ただ、実際に入学してしまえば、算数ができる特別クラスを設けている訳ではありません。同様に、帰国生入試も実施していますが、帰国生クラスも設けていません。入学してからのクラス編成は、算数入試の生徒も帰国生入試の生徒も均等に分けています。そうすることで、クラス内で数学が出来る生徒もいれば、英語が出来る生徒もでてきます。また、勉強は苦手ですが、海外生活の経験から、他の生徒が知らないことを知っている生徒もいるため、生徒自身がお互いに個性を持っていることを理解できます。お互いがお互いの良いところを見つめていくことによって、それぞれが自分を高め合っていくきっかけになると思っています。

実際、算数入試の導入初年度の生徒が卒業した年や、帰国生入試の導入初年度の生徒が卒業していく年など、節目節目での進学実績は伸びています。それは、特別入試の生徒たちが実績を上げたのではなく、その生徒たちが刺激となって全体が伸びた結果といえます。

四谷:お互いが尊重し合って、成長できるような環境になっているのですね。

真壁:子供たちの持っている可能性は未知数ですし、何に興味を持ち、適性がどこにあるのかも簡単には決められません。学園生活でまず最初は全科目をしっかり学習し、自分の興味のあるものが出てくれば、そこが自分が伸びるチャンスだと感じて欲しいと思っています。自分はこうだと決めつけずに色んなものに興味関心を持って、幅広く見てもらいたいと思っています。自分というものをしっかり見つめ、自分の足で一人で歩いて行ける、そういう生徒になって欲しいと思っています。

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授業のポイント

高輪では、中高6ヶ年を前期学年(中1~中2)、中期学年(中3~高1)、後期学年(高2~高3)と3期に分けて考えています。

前期学年は「基礎学力徹底期」として、主要5教科の家庭学習を徹底させ、学習習慣も身につけるようにしています。日々しっかり学習を行えるように、宿題等も1日1時間~1時間30分くらいの分量を出しています。英数国は、それぞれ週6~7時間を振り分けて、通常よりも早めに対応できるよう設定しています。特に数学は、中2時点で中学の範囲を全て終えるようにしています。

中期学年は「進路決定・学力伸長発展期」として定めています。一人ひとりの個性を尊重して、志望する進路を決定できるように、進路指導も力を入れています。また、高校受験がないことで、中学3年次には競い合いも必要になるであろうという考えのもと、中3からは選抜クラスと一般クラスに分けて授業を行っています。

後期学年は「総仕上げ・進路達成期」として定めています。6カ年一貫校の後期学年生として、進路決定だけでなく、学習・学校行事・クラブ活動においても充実した生活が送れるようにと考えています。高輪学園の学園生活で得た「知の力」「心の力」を持って、自身の志望する進路へ進めるように援助しています。

部活動

高輪学園では、高校1年時点でも約98%の生徒が部活に入っています。
勉強する時と、部活動をする時でメリハリをつけて学生生活に取り組んでいます。

○中学生人気の運動部ランキング(平成27年度)
第1位 バスケットボール部 99名
第2位 卓球部 70名
第3位 サッカー部 65名
第4位 硬式テニス部 58名
第5位 軟式野球部 34名

○中学生人気の文化部ランキング(平成27年度)
第1位 マルチメディア研究部 45名
第2位 旅行・鉄道研究部 37名
第2位 理科研究部 37名
第4位 吹奏楽部 26名
第5位 模型部 19名

 ○他には無い オモシロ部活動
ダーツ部・マジック部・釣り同好会・琉球三線同好会など

大学合格実績(平成27年度)

○国公立大学 45名(11名)
東京大学 2名(1名)
一橋大学 4名(1名)
千葉大学 5名(1名)
筑波大学 2名(0名)
横浜国立大学 2名(0名)
電気通信大学 4名(1名)
東京外国語大学 2名(1名)
東京農工大学 3名(1名)
大阪大学 1名(0名)
東北大学 2名(0名)
防衛大学校 1名(0名)など

 ○私立大学 
慶應義塾大学 21名(5名)
早稲田大学 52名(11名)
上智大学 33名(4名)
東京理科大学 59名(13名)
学習院大学 15名(5名)
明治大学 86名(21名)
青山学院大学 32名(7名)
立教大学 35名(3名)
中央大学 33名(9名)
法政大学 48名(11名)
国際基督教大学 3名(2名)など

※( )内の人数は卒業生になります。
※平成27年度の現役合格率は85.4%です。

平成28年度 入試説明会

○保護者・受験生対象入試説明会
第1回入試説明会 6/11(土)10:00~12:00
第2回入試説明会 10/10(祝)10:00~12:00・14:00~16:00
第3回入試説明会 11/6(日)10:00~12:00・14:00~16:00
第4回入試説明会 12/3(土)14:00~16:00
第5回入試説明会 1/ 8(日)10:00~12:00

○帰国生入試説明会(保護者・受験生対象)
第1回    7/2(土)10:00~12:00
第2回    9/24(土)10:00~12:00

○学校行事見学
◇体育祭5/17(火)9:00開始
雨天順延 5月18日(水)
場所:大井ふ頭中央海浜公園陸上競技場
・体育祭は自由に見学できます。
・予約の必要はありません。

◇高学祭(文化祭)10/1(土)・2(日)両日とも10:00~16:00
・入試相談コーナー設置。
・予約の必要はありません。

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