四谷進学会による神奈川大学附属中学校の傾向と対策です。

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志望校別 傾向と対策

  • 神奈川大学附属中学校の傾向と対策

     神奈川大学附属中学校の国語は例年大問4題構成です。

     長文は、小説・物語から1題、論説・説明文から1題というのが一般的なようです。

     文章量は標準~やや多めです。各種模擬試験において、常に規定時間内に終わらない生徒さんでしたらスピードをつける必要はありそうです。内容についての対策は不要でしょう。物語文の主人公は同年齢とは限りませんが、心情の把握に苦慮するほどではないようです。論説文も容易な内容とまでは言えませんが、一般的な小学生に十分理解できる内容といえるでしょう。

     特に奇をてらった問題はなく、基礎的な読解力を問うと学校側は明言しています。まさにその通りなのですが、この「基礎的な読解力」とはなかなか手強いものです。

     神奈川大学附属中学校の問題はかなりレベルの高いものと言えそうですが、それは記述問題に表れています。設問条件として、「本文の表現を利用して…」という条件がほとんど見られません。「本文の表現を利用して…」という条件は、答案の中心部分は文中の抜き出しで行いなさいというメッセージを持っています。これは「記述」ではありません。なぜならば、自分の中で設問の趣旨を吟味するという作業を軽視することにつながりかねないからです。記述とは、質問の趣旨を理解し、その答えとしてふさわしい形を頭の中で思い描き、その形に流し込む材料を本文中から求め、表現していくということでしょう。そして、これこそが「基本」なのです。これは容易なことではありません。「本文の理解」と「設問の把握」を並立させるということからして、なかなか大変なことでしょう。この力を真正面から問う神奈川大学附属中学校の問題は本格派と言え、なかなか手強いものといえそうです。この傾向は物語文の設問ではっきりと出ているように思われます。傍線部が表情や、言動といった外的な反応であれば、答えるべき核心部分はどういうものになるのか等、何を答えなくてはならないのかという点から整理していく必要があります。

     冒頭の大問2題は漢字と、語句を中心とした知識問題となっています。難易度云々よりも、ここをできるだけ素早く処理していくことが求められます。類題を多く解き、できるだけ速く解けるように準備を進めていかれることをおすすめします。

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