四谷進学会による東京都市大学等々力中学校の傾向と対策です。

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志望校別 傾向と対策

  • 東京都市大学等々力中学校の傾向と対策

     東京都市大等々力中学校の国語は例年大問4題構成です。

     長文は、小説・物語から1題、論説・説明文から1題となっています。特徴的な設問として資料の読み取りが大問⑷として設けられているのが一般的なようです。文章の内容は標準的な内容と言えますが、バラエティに富んだ問題ということもあり、設問処理において手際の良さが求められると言えるでしょう。

     「資料の読み取り」問題は、他の私立中学受験ではほとんど見られず、個別の対応が必須でしょう。記述問題はほとんどなく、表・グラフを読み取り、選択する問題です。選択肢の取捨にはあまり悩まないように見えますが、その前提としての資料の読み取りに時間がかかるという点が心配されます。都立中高一貫校受験での適性検査に似てはいますが、それよりも都立高校受験の社会の問題に近い感じもします。この種の問題に慣れる必要があります。ポイントは時間管理という点が第一になるでしょう。

     設問は基本に忠実な良問です。主人公の心情の変化を通して小説家は主題を語りますが、主人公が一人で変化を遂げるのは難しく、重要な脇役との触れ合いを通じて成長という形で変化していきます。中学受験でよく見られる文の一般的な筋でもあります。人は自分と共通の価値観を持ちながら、自分とは対照的に行動する人に強く影響をされるものです。そのような主人公と重要な脇役との関連性(共通点と相違点)を軸に人物像を定めて読んでいくというのが小説の読解の基本です。東京都市大等々力中学校はその点を忠実に出題されていると感じます。したがって、読解の基本動作が確立されていれば、選択肢の中で重要な箇所を的確に見つけることができるでしょう。2択まではいくが、それからが…という事態は起きないような選択肢です。安定した得点が見込めるでしょう。記述問題はおそらく1問だけです。核となる単語を与えた上での条件記述で、素直な出題なので得点することは困難ではないはず。この問題を解くための時間の確保がやはり鍵となってくるでしょう。

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