四谷進学会による國學院大學久我山中学校の傾向と対策です。

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志望校別 傾向と対策

  • 國學院大學久我山中学校の傾向と対策

    国学院久我山中学の国語は例年大問3題構成です。
     長文は、小説・物語から1題、論説・説明文から1題となっています。文章量は標準的なので、読むスピードにこだわる必要はないようです。少し問題となるのは文章の内容、特に小説・物語です。小説・物語の分野ではいわゆる児童文学と呼ばれる分野からの出展は目立ちません。小学生を主人公とした作品が皆無というわけではないのですが、そうだとしても「大人の目線」が描かれている文を取り上げている傾向が見られます。これにより、主人公へのスムーズな感情移入が難しくなることが予想されます。

     「物語文が好き」というだけでは、心情の変化が追いかけられないおそれが多分にあります。「場面・設定」「出来事」「反応」をそれぞれ押さえた上で、それらの因果関係をしっかりとつかむ必要があります。設問では選択式の問題が中心ですが、ここでも注意が必要です。出題者は文中の単語をそのまま使った選択肢を設けていません。表面的な理解ではうまくいかないことが考えられます。安易な消去法ではなく、何を答えとすべきか、自分で核となる部分をメモし、それを選択肢の中から見つけるという姿勢が求められるでしょう。形式は極めてオーソドックスで、形式面での対応策は不要と思われますが、そういった意味で実質面には注意が必要です。記述問題の割合は低いです。各大問で一つというのが一般的でしょう。

     論説・説明文の方が、組し易そうです。答えの材料となる箇所を抜き出していくことで、途中点は確実に取れそうな問題です。記述問題に苦手意識を持たぬよう、まずはいいと思ったところを書き挙げていくという姿勢での学習を心がけてほしいです。設問に取り上げられている単語も小学生基準からすれば、やや高度というか、大人が使うような単語が見受けられます。論説・説明文への対応として、硬めの文を避けずに読んでいく習慣を持ってほしいです。合格者の平均点があまり高くないのも、このような点によるものと思われます。

     知識事項ですが、漢字にも「大人目線」が感じられます。奇をてらった出題では決してないのですが、頻出事項からは少し違ったところからの出題が見えます。その他の知識は頻出事項からの出題です。熟語の組み立て等、この分野では満点を取れるように準備をしておきましょう。

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