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志望校別 傾向と対策

  • 攻玉社中学校の傾向と対策

    攻玉社中学の国語は例年大問2題構成です。
    長文は、小説・物語から1題、論説・説明文から1題となっています。文章量はやや多めですが、読むスピードにこだわるほどはないようです。対策・準備が必要となるのは文章の内容です。特に、論説・説明文で扱っている文章の読解がかなり厳しいと思われます。近年で言いますと、佐伯啓思・前田英樹さん等の文を取り上げています。作者・内容とも、難関高校入試で取り上げられるような文章です。なかなか小学生には理解が難しいと思われます。小学生の実生活からは遠いこれらの文を闇雲に読んでいっても内容理解は困難ではないでしょうか。そのための方法としては読解の基本を徹底的に固めることでしょう。筆者が取り上げているテーマをしっかりとおさえ、それをどのように主張しているか、なぜそう考えるかを主要ポイントに、大切なことの繰り返しを押さえていく読み方が必要となるでしょう。これは理屈としては極めてシンプルなものですが、その作業を徹底させていくのには結構時間がかかるものです。正しい読み方の確立が必要でしょう。

     設問の特徴としては、全体の内容を問う問題が少なめです。よって、文章の流れを壊さずに読み取っていき、やや細部についての設問に答えていければ、合格点には届くはずです。設問自体はそれほど難しくはないです。これは小説・物語でも同じです。記述の問題も一問というのが傾向のようなので、「全体をきちんと素早く読む」ということを読解のメインに据えていいのではないでしょうか。

     穴埋めの問題として接続詞、副詞の挿入の問題も頻出ですが、比較的容易と思われます。副詞と接続詞の違い、接続語の用法をしっかりとおさえておき、高得点を狙いたいところです。攻玉社中学に限らず、状態の副詞と呼ばれるものの穴埋め問題はよく出題されます。国語が得意な生徒さんは難なく解けるので、ここで差をつけられるのは痛いです。模試、テキスト等でもよく出されるので、間違う度にチェックし、その副詞を用いて短文を作るなどして定着を図りたいところです。

     漢字の問題は大問⑴⑵で10~15問程度です。ここにも攻玉社中学の特徴が見られます。いわゆる知識のまとめ教材での対応が難しいと思われます。特に、読みの問題についてはその傾向が強いです。新聞等を読み、社会に関心を持った語彙力豊かな生徒さんに入学してほしいという学校側の思いが感じ取れます。付け焼刃の対応では難しいでしょう。

     

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