四谷進学会による神奈川県立高校の傾向と対策です。

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志望校別 傾向と対策

  • 神奈川県立高校の傾向と対策

    内申点と教科別傾向

    ≪合否判定方法≫

    神奈川県の公立高校入試の合否判定方法は加算型となっていて、
    内申点と学力検査の比重を各高校が選べる形となっています。
    その比重としては、
    内申点:学力検査を6:4、5:5、4:6の中から各高校が選択して決めています。
    その内申点と学力検査点の合計を100点満点に換算し、総合点を算出します。
    そして、総合成績の高い順に合格判定を出していきます。

    【学力検査点】
    5教科×各50点満点=250点満点
    ※この250点満点を合格判定時には100点満点に換算します。

    【内申点】
    2・3年生の成績を9教科それぞれ5段階評価し、その内、3年生時の成績を2倍にして計算します。

    2年 9教科×5段階   =45点
    3年 9教科×5段階×2倍=90点

    ⇒合計135点満点
    ※この135点満点を合格判定時には100点満点に換算します。

     

    ≪入試の傾向と対策≫

    ◆英語(100点満点/50分)

    大問1:リスニング
    大問2~4:語彙・文法
    大問5~6:英作文
    大問7~9:長文読解

    主な傾向としては、大問2~6で文法・英作文で約4割の配点を占めるが、基礎的な問題が多いのでここを落とさないようにするのが必須である。
    また、長文読解に関しては、3問あるため、どうしても時間が足りなくなる傾向にある。そのため、前半の文法問題をいかにスピード早く正確に解き終えるかで、長文に掛けられる時間が異なり最終的な点数にも大きく開きが出てくる。

     

    ◆数学(100点満点/50分)

    大問1:小問集合
    大問2:小問集合
    大問3:一次関数・二次関数
    大問4:確率
    大問5:連立方程式
    大問6:空間図形
    大問7:平面図形

    主な傾向としては、大問が7あるが、配点としては、大問1・2の小問集合が4割以上を占めている。大問1では計算問題4問、大問2では、文字式や因数分解、方程式から教科書の例題レベルの問題が8問あるので、ここはケアレスミス等に注意して満点を取るくらいの気持ちでやりましょう。大問6・7は図形問題になりますが、平面図形・空間図形がそれぞれ出ます。図形問題は、どうしても点差が開きやすい分野になりますので、直前期にはしっかり対策をとった方がよいでしょう。

     

    ◆国語(100点満点/50分)

    大問1:小問集合
    大問2:古典
    大問3:小説
    大問4:説明文
    大問5:資料読解

    大問1の小問集合では、漢字の読み書きや、文法、俳句の基礎知識等が問われます。全体的に基礎的な部分を覚えておけば点は取れると思いますが、配点も約2割を占めていますので、落とさない事が肝心です。
    大問2の古典では、基本的に古文が出題されます。文章の主題を捉える問題が出題されますので、古典単語や慣用句、主語・述語を見極めて文章理解を深める必要があります。
    大問3の小説では、選択問題が多いのが傾向としてはありますが文章が長めになっていますので、いかに正確に速く読み込むかがポイントになります。主人公の感情を推測しながら読み進めていく必要がありますので、多くの小説に触れて慣れておくとよいでしょう。
    大問4の説明文も大問3と同様に選択問題が主になっています。説明文に関しては、基本的に文章内に答えが記載されていますので、読み進める中で重要だと思う点についてはしっかり、ラインを引いておきましょう。特に説明したい部分については重複して書かれている事もあるので、その点にも注意して読み進めるとよいでしょう。
    大問5の資料読解では、複数資料を基にした会話文からの記述問題でした。決まった形式と文字数での記述になりますので、自分の考えをまとまる練習をしておいた方がよいでしょう。

     

    ◆理科(100点満点/50分)

    大問1~4:小問集合
    大問5:物理
    大問6:化学
    大問7:生物
    大問8:地学

    大問1~4の小問集合は各分野の基礎的な知識を問う問題が出題されます。ここの部分で配点の約35%近く占めていますので、しっかり点数確保できるように基礎知識を固めておきましょう。
    大問5の物理では、力学エネルギー、電力・熱量の範囲は例年出題されています。計算問題も出題され点数に開きのでやすい部分にもなりますので、苦手な方はしっかり練習をしておきましょう。
    大問6の化学では、化学変化や水溶液の問題等が頻出しています。実験に関する問題が中心になりますので、実験問題を解く際には器具の名称だけでなく化学式や流れと結果も含めて全体を通して一つの実験だという事を意識して取り組みましょう。
    大問7の生物では、動物・植物からそれぞれ出題されている傾向にあります。ただ単語を暗記するのではなく、理由を含めて考えることで点数に繋がってくるでしょう。
    大問8に地学は、天気や地層の分野からの出題が多いです。ただし、他の分野と比べると難易度の高い問題は少なく、基礎的な知識をしっかりと身に付けておくことで解き進める事が出来ると思います。

     

    ◆社会(100点満点/50分)

    大問1:地理
    大問2:地理
    大問3:歴史
    大問4:歴史・公民
    大問5:公民
    大問6:公民

    大問1、2では、世界地理・日本地理の範囲から統計資料の読み取りや記述問題が出題されてきます。知識はもちろんですが、統計資料からの内容理解を、それを文章化する力が問われます。それぞれの資料から、いかに必要な情報を見つけ出せるかがポイントになります。
    大問3、4の歴史では、並べ替え問題を中心に選択問題が多く出題されます。しかしそれぞれの大問につき記述問題も出題されますので、用語説明や出来ごとの説明を簡潔にまとめる練習もしておくとよいでしょう。
    大問5、6の公民に関しては、幅広い分野からの出題があります。ただし歴史分野と比べると掘り下げる問題は少ないですので基本的な語句の内容を理解しておくことで点数を見込めるかと思います。また例年、時事問題も出題されますので、できる限り新聞等も読むようにしましょう。

     

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