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「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」

2020年08月31日

昨今、AO入試・推薦入試で大学へ入学する学生が増えてきている中、推薦入試で入学してくる学生の学力把握が不十分など懸念事項から、現在の高校3年生が受ける2021年度の入試から制度が変更されます。まずAO入試は「総合型選抜」になり、推薦入試は「学校推薦型選抜」へ名前が新しくなります。これまでは人物本位で書類や面接のみの選抜内容が主でしたが、これからは「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」などが問われるようになります。
試験日程もこれまでは推薦入試は早いという批判があり、全体的に遅らせることになります。総合型選抜は9月1日以降になり、2021年度は新型コロナウイルスの影響で更に遅らせて来月9月15日以降となります。規定が存在しなかった合格発表も、総合型選抜が11月1日以降になり、学校推薦型が12月1日以降となります。今回は、この総合型選抜と学校推薦型の中身についてご紹介します。

〇総合型選抜(AO入試)
各大学・学部がアドミッションポリシーを示し、選抜方法を工夫しています。そのため、大学によって内容が異なるので、志望先の入試要項の把握と対策が重要になります。
まず最初に、出願時の書類審査があり、内容は受験生が書く「志望理由書」、高校時代の成績や活動を記す「活動報告書」「調査書」などが一般的です。
志望理由書は大学で何を学びたいのか、将来どのような職業に就きたいのかといった未来と、その志望学部・学科の専攻分野に興味をもった過去を、具体的なエピソードとともに膨らませて書き記す必要があります。
また、私立大学の場合、出願要件や判定基準として、英検やTOEFLなどの民間英語試験を活用することも多いです。
小論文や面接では、さまざまな種類があります。小論文は例えば、あるテーマについて自分の意見を書く出題や、論文などを読み示されたデータなどを読みとり要約したり論述したりする出題。教科内容に基づいた出題やこれらの複合型の出題もあります。
面接は志望理由をより詳しく聞かれて話したり、その場や事前に出題された問題。課題について考えを述べたりします。面接形式として複数の受験生による集団面接や集団討論という場合もあります。

〇学校推薦型(推薦入試)
大学側が指定した特定の高校生が応募できる「指定校推薦」と左記のような枠が無い「公募制推薦」に大別されます。指定校は応募できる人数が大学側から指定されるため、出願前に高校内で選抜されます。公募制は基本的に誰でも出願でき、総合型選抜と同様に、書類審査・小論文・面接などで選考されます。

いかがでしたでしょうか。大学共通テストなど学力重視の潮流の中で、総合型・学校推薦型も選抜時に学力を測るように変化しています。高校時代に体験したことや大学入学後に学びたい事、社会に貢献したい事などを文章にまとめて出願したり、試験では社会問題などについて小論文を書いたり、面接で志望動機や学校生活などについて話さなければなりません。小論文で問われがちな社会課題や時事問題については、少子高齢化や男女格差など、すぐに解決が難しい問題がテーマになりやすい傾向にあります。自分が何を学び、社会に出てどのような世の中をつくりたいのかを日頃からイメージすることが必要でしょう。

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