オンライン授業|四谷進学会「いま話題の教育ワード」です

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いま話題の教育ワード

オンライン授業

2020年05月15日

新型コロナウイルスの感染拡大により、全国各地の小中高校などで、休校が長引いています。子ども達の学習を補う手段として「オンライン授業」が話題になり、タブレット端末を初め、IT機器を学習に活用する動きが高まっています。文部科学省は2023年度までとしていた1人1台端末整備の「GIGスクール構想」を前倒し、今年度内を急遽目指す方針に変えています。

■新型コロナウイルス発生前のオンライン動向
新型コロナウイルスが発生する以前の段階で、早くもオンライン授業を導入している小学校はありました。既に導入していた小学校では、タブレットによって授業内容に子どもたちが興味を示し、成績下位層の子ども達の人数が減るという効果も出ていました。

■オンライン学習のメリット
①画像や動画を見ながら学べるため、理解がしやすい。
例:立方体の展開図を3次元で見ることができたり、家庭内で動画などを見ることで、学校の授業の予習をすることが可能。
②予習の習慣が身に付きやすい
学校で習ったことを家で復習するだけではなく、事前に家庭でタブレットを通して予習をしてから学校の授業に参加できる。

■学校でのオンライン活用例
①校外学習ではタブレットをもっていき、カメラや地図のアプリで資料を収集。その資料でプレゼンテーションをすることが可能。
②タブレットで小テストや課題に取り組み、内容を先生の端末に送ることができる。
③学校からの情報共有において、保護者宛てのプリントはなくなり、タブレットで学校連絡を受け取れる。

■新型コロナウイルス発生に伴うオンライン活用例
①オンライン会議型
児童生徒と教師が同じ時間に映像と音声を繋いで、双方向で授業を実施する。

②動画+やり取り型
教師や学校などが、授業や開設の動画を配信する。児童生徒は動画を視聴後、教材で復習し、チャットなどで双方向のやり取りを実施する。

③動画配信型
教師・学校・教育委員会などから配信された動画を見て、自学自習する。

④課題やり取り型
教師が課題を学校のサイトや学習クラウドなどにアップする。児童生徒は取り組んだ後、クラウド上などに提出したり、学校再開後に提出したりする。

⑤民間オンライン学習活用型
民間業者などのオンライン学習教材で、解説動画を見たり、問題を解いたりする。

いかがでしたでしょうか。パソコンやタブレットなど、ITを使いこなせるようになっておくことは、今後の情報社会で生きていく上で重要と言われています。新型コロナウイルスによる学校の休校は、学校教育の在り方を見直されるきっかけになっていると言えるでしょう。
私立中学校の中には、先々導入を予定していたWeb学習を、この機会に前倒しして進めている学校が出てきたり、これまで授業で使っていた予習ソフトを自宅学習に活用を始めた学校もあります。
オンラインによる探求型の授業が行われていくと、自ら課題に取り組んだり、Web上で検索したりすることが必要になります。この機会にオンラインによる学習方法を習得しておくことも一つの選択肢かもしれません。

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