ノートの活用術|四谷進学会の受験お役立ちコラムです

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受験お役立ちコラム

ノートの活用術

2020年04月15日

受験勉強に役立つノートをつくるポイントが何か、よく分からない生徒も多いのではないでしょうか。学校では教科書の内容は教わりますが、ノートの取り方まで丁寧に教えてくれる先生は多くはないかもしれません。そこで今回は、受験に生きてくるノートの取り方をご紹介します。

■ノートをとる目的の明確化
ノートは板書を写すだけ、漠然と書いているだけでは、成績向上につなげることは容易ではないでしょう。ノートは学んだ内容を理解して、いつでも見直せるように書くと効果を発揮します。よって、ノートをとる際には、必ずノートをとる目的を明確にすることが重要です。例えば、授業用ノートの場合は「授業を100%理解する」「定期試験の勉強に役立てる」など、目的を明確にし、それを意識して書いていきます。これにより、主体的に学習に取り組めるようになり、自分の目的に合わせて役立つノートを書けるようになるでしょう。

■見やすいノートのとり方
①インデックスをつける
ページの上部に日付やタイトル、関連する教科書ページを書くように習慣づけましょう。これにより、ノートを見返した際に、教科書のページがスムーズに見つけることができ、復習などに役立ちます。

②文頭をそろえる
文頭を全て左端にそろえるのも良いですが、大見出しを書いたら2文字ほど下げて小見出し、また2文字ほど下げて・・・という形式で、内容ごとに文頭を揃えると構造的に整理できます。例えば、常に大問は左端に、大問の(1)番を2文字ほど下げて記入するなど、見やすく工夫できるでしょう。

③ルールを決めて色をつける
カラフルすぎてしまうと、どの箇所がどれくらい重要度があるのか、パッと見て分かりにくい可能性があります。そのため、色数は最小限にし、例えば「赤は最重要事項」「青は次に重要な事項」など、初めにルールを自分で決めてから書くようにしましょう。これにより、重要箇所が試験前でも瞬時に目で分かるようになり、学習効率が上がります。

■受験に生きるノートの活用法
①間違いは消さない
バツや赤字で訂正されたものは、出来るだけ足跡として残したくないと思う生徒も多いかもしれません。しかし、何をどうして間違えてしまったのか、分析し克服することが成績向上、受験突破には欠かせません。特に受験生にとっては、自分の実力を正確に把握することは重要になります。不正解は合格へ向けての伸びしろのため、次に何を克服すれば良いかを教えてくれるので、消さずに足跡を残すようにしましょう。
②気づいたことはメモする
ノートを書いている時、教材を読んでいる時など、勉強中に気付いた疑問や考えは、積極的にノートの余白などにメモを残すようにしましょう。問題演習として利用するノートであれば、「計算ミス」というように、不正解の内容の側に、原因を書いておいても良いかもしれません。弱点が瞬時に把握しやすくなります。ノートでは先生の解説だけでなく、疑問点や重要だと思う事をメモしておくと、理解が深まりまるので習慣づけるようにしましょう。

③何度も見返す
定期試験前や受験学年になると、知識を定着させるため、自信のない問題の解法を確認するための、振り返りの機会は増えていきます。その際には、今まで書いてきたノートをただ眺めるのではなく、新たな知識を追加したり、気付いたことを追記したり、覚えきれていない内容のぺージに付箋を貼るなど、活用法を変えていくとよりノートが役立ちます。

いかがでしたでしょうか。ノートのレイアウトが乱れて、後から見にくくなってしまったノートは、勉強に対するモチベーションが上がりにくい要因になりかねません。ノートにとった情報や知識を、日々見やすく整理して書くことを心がけることが大切です。
志望校の合格を勝ち取るためには、ノートは受験のパートナーとして欠かせないものと言えます。ノートを開けば、自分が必要としている知識が整理してあるという状態が理想です。ノートの即席で自分の弱点が分かり、何をどのように勉強すれば良いか見えるように書いていくようにしましょう。

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