受験お役立ちコラム
いつまでに志望校を決める?~中学受験編~
1月から2月をメインに行われる中学受験ですが、中高6年間、大学を含めた場合には10年もの長い間通うことになる学校なので、悩まれるのは当然のことと思います。とはいえ、たくさんある学校全てをこと細かい見ることはできませんし、結局は一つの学校しか選択できません。いつまでに決めるという明確な予定を立てておくと安心です。
「早く決めるメリット」
1つ目のメリットは、何といっても、志望校を早く決めることで良い点は、各校の傾向に合わせた学習ができるので、より無駄のない学習ができるということですね。算数では、「この単元は出ない可能性が高い」ということもありますし、国語では、「文章量が多いので長文に慣れる必要がある」ということもあります。その先の戦略、方向性が志望校によって変わりますので、その点でメリットがあります。
2つ目のメリットは、学校説明会を絞って行けることでしょう。学校説明会の良いところは、志望校選びのためだけでなく、出題されそうな問題傾向などを発表したりします。また、学校の先生に名前を憶えてもらったりと、様々な点でメリットがあると言えます。
3つ目のメリットは、学習へのモチベーションに繋がることです。志望校に合格するためには、どれほどその学校に行きたいという気持ちを持てるかが勝負です。直前に決めた志望校よりも、1年前に決めた志望校の方が、より想いは強くなるのが当然でしょう。
「志望校を決める時期」
それでは、志望校はいつまでに決めるのが良いでしょうか。できれば、6年生になる4月ぐらいまでに決められると良いでしょう。学校によりますが、夏休み前に学校説明会を開催する学校も多いため、この時点では絞っておきたいところです。ここに間に合わない場合には、夏休み前までには決めておきたいところです。一般的な中学受験塾では、夏休み前には入試に出題されるカリキュラムを一通り終えて、それ以降、総合問題演習に入ります。志望校が決まらないまま夏休みを迎えてしまうと、総合問題の取捨選択が難しくなるということもあります。