プロ家庭教師の四谷進学会が最新の東京都の高校受験動向をお知らせします。

四谷進学会は各地域の特性や受験動向に合わせてきめ細かく学習サポートいたします。

東京都の高校受験の近年の動向

近年の動向

◆一般入試
平成27年度の一般入試では、都立高校全体で募集人員31,655名に対し、出願締め切り時点での応募者数が47,369名となり、倍率は1.50倍(前年度1.51倍)でした。平成21年度より1.5倍台と高い倍率を維持しており、今後も同様の倍率で推移することが予想されます。全日制の最終的な受験者44,732名のうち、合格者数は31,833名で実質競争倍率は1.41倍となりました。こちらも22年度以降、1.4倍台の高い倍率を維持しています。一般入試では受検方式について、25年度より大きな変更がなされました。これまで独自で問題作成を行っていた15校を「進学指導重点校」「進学重視型単位制」「併設型」の3つにグループ分けをし、各グループで共同作成する制度を導入しています。

「進学指導重点校」
国公立・難関私大への進学実績の向上を目指して、過去に進学実績があり、進学指導の組織的取組ができる都立高校を指定しています。具体的には、7時間授業が組まれたり、始業前・放課後に生徒の希望に合わせて講習を行ったりするなど、国公立や難関私大進学を意識した教育課程を編成しています。また、授業のない土曜日や長期休業日にも、生徒の進路希望に応じて受講することができる講習会が多数用意されるなどの支援が組まれています。現在、「進学指導重点校」に指定されている高校は日比谷高校、戸山高校、青山高校、西高校、立川高校、国立高校、八王子東高校の7校です。 実質倍率を学校別に見ると、日比谷高校は男子2.18倍(前年度2.03倍)・女子1.79倍(前年度1.47倍)、青山高校は男子2.09倍(前年度1.74倍)・女子1.96倍(前年度1.69倍)、戸山高校は男子2.11倍(前年度2.06倍)・女子1.77倍(前年度1.70倍)と高倍率になっています。日比谷高校は、例年東京大学を始めとする国公立難関大学への合格実績も高く、また昨年度に新校舎が完成したことも影響し、昨年以上の倍率となっています。青山高校は1学級増加に伴い募集定員も増員しましたが、そこが人気の要因の伴ったため受検者数自体が150名も増加し、倍率は男女ともに大幅に上がる結果になりました。前年度の進学実績も向上させたことも要因になっています。戸山高校は、青山高校とは逆に1学級減少したため募集定員が減らしましたが、受検者自体は約50名程しか減らなかったため、倍率としては高くなっています。西高校は、今年度は倍率は若干落としましたが、これは昨年度に受検生・倍率ともに上がったことに対しての反動によるものかと思われますので、隔年現象といわれるように来年度は上昇する可能性もあります。立川高校は、男子の倍率が近年上がっており、今年度は過去10年で最も倍率が上がった年になりました。受検者のエリアが重なる国立高校が学級数を減らしたため、一部の国立高校を志望していた生徒が立川高校に回ってきたことも影響しているといえそうです。一方で女子は、若干倍率は低くなりましたが例年大きな変動はなく、1.5倍前後を維持しています。国立高校は女子が受検者数・倍率ともに増加しています。学級数が減ったにも関わらず受検者数が増えたのは、前年度に倍率を落としていたための隔年現象といえます。来年度は、多少落ち着く可能性もありそうです。八王子東高校は、エリア的にも他校の影響をあまり受けないため例年安定した受検状況を維持しているといえそうです。

「進学重視型単位制高校」
単位制高校とは、決められた科目を学ぶのではなく、多くの科目から自分の興味・関心や進路希望に応じた科目を選択し、カリキュラムを組むことのできる高校です。その中で、大学進学に対応した選択科目や補習授業・進路指導などが充実している学校を「進学重視型単位制高校」と指定しています。現在は、新宿高校、墨田川高校、国分寺高校の3校になります。   上記3校は男女合同募集になります。新宿高校は、今年度は男子受検者数が減少しました。しかし、合格者数が男子120名・女子171名となり、女子合格者が増えたため倍率としては上がった形になります。男子の合格者減は女子の学力向上が要因となっています。また新宿高校は、エリア的に戸山高校や青山高校と受検者が重なります。そのため、定員を増加した青山高校に受検者が流れたことも予想されます。男子受検者数こそ減っていますが、大学合格実績は伸びていますので、来年度は受検者数も増加することも予想されます。墨田川高校は、男女ともに昨年度より受検者・倍率を上げています。しかし、昨年度が一昨年から受検者数・倍率を落としていたこともありますので、この増加は隔年現象の影響といえそうです。隔年現象からすると来年度は少し落ち着くことも予想されますが、特進クラスを2クラス設置し進学実績を上げてきていることもありますので、来年度も人気が上がる可能性もありそうです。国分寺高校は、男子が受検者数を減らしています。ただし、他の学校と比べ男女ともに大きな変動ありませんので、来年度も同じくらいの受検者数・倍率で推移することが予想されます。

「中高一貫校」「併設型」
都立中高一貫教育校には、一つの学校として6年間を通じて中高一貫教育を行う「中等教育学校」、都立中学校と都立高校の二つの学校を接続する「併設型」の中学校・高校の二つのタイプがあります。6年間を見通した学習プログラムの中で、効果的に学習活動に取り組むことができることや、中学生と高校生が、文化祭や運動会などの学校行事や部活動などに一緒に取り組めるようになり、充実した学校生活を送ることができる点が魅力となります。現在、「中等教育学校」は小石川中等教育学校、桜修館中等教育学校、南多摩中等教育学校、立川国際中等教育学校、三鷹中等教育学校の5校、「併設型」は、白鴎高等学校附属中学校、両国高等学校附属中学校、富士高等学校附属中学校、大泉高等学校附属中学校、武蔵高等学校附属中学校の5校になります。   中等教育学校は高校からの募集はありません。また併設型高校も内部進学者が大半を占めていますので、募集自体が例年2クラス程と少ない募集になっています。今年度の併設型高校の受検では、全体を通して男子の受検者数・倍率が増え厳しい入試になったといえます。両国高校は例年以上に倍率も高く激戦となりました。昨年度に倍率を落とした反動もあり、隔年現象の影響ともいえます。女子は大きな変動はなく1.4倍前後で推移しています。白鴎高校も昨年度、男子1.00倍・女子1.06倍と穏やかな入試になった反動から今年度は男子1.72倍・女子1.44倍といずれも受検者数・倍率ともに上げています。併設型高校は募集人数が少なく、受験者数の多少の増減で倍率に大きく変化が出るため、他の学校と比べ隔年現象が強い傾向にあります。

◆推薦入試
「一般推薦入試」
平成27年度の推薦入試では、特別推薦を含む推薦入試全体の募集人員9,050名に対し、応募者数が28,198明となり、倍率は3.12倍(前年度3.24倍)で過去2年上がっていた倍率も少し落ち着いたといえます。全日制の受検者数は28,166名で合格者が9047名となり、実質倍率は3.11倍(前年度3.23倍)となりました。倍率に関して、普通科のみで見ても3.36倍(男子2.98倍・女子3.72倍)となり前年度3.47倍(男子3.06倍・女子3.85倍)から男女ともに倍率が落ち着いています。普通科の中でも、単位制普通科で3.88倍(前年度4.09倍)、コース制2.35倍(前年度2.66倍)といずれも倍率は下がっています。専門学科についても、100人以上と募集規模の大きい学科で倍率が上がったのは商業科2.90倍(前年度2.85倍)、産業科2.48倍(前年度2.42倍)のみで、それ以外は多少の増加もしくは減少しています。 推薦入試は、2013年度より選抜方法に大きな変化がありました。これまで高校の判断で実施していた「小論文・作文」「実技検査」「その他の検査」は、全校で一つ以上を課すようになり、従来の「個人面接」に加えて「集団討論」が原則必須となっています。また、今まで普通科では約8割の高校が総合成績に占める調査書点の比率を60%以上としていたため、調査書点によりほぼ合否が決定されていました。これが見直され、比率の上限が50%に設定されました。推薦枠は、専門学科や総合学科が2013年度より50%から30%に縮小され、単位制普通科も30%から20%に縮小されました。これに対し、応募者数は変動がないため倍率は3倍前後と高倍率になっています。このように推薦入試は、一般入試と比べ倍率が高く、合格率が低い厳しい入試といえますので、都立を志望する生徒でも推薦入試を受けずに一般入試に専念する生徒も増えていることが要因となり倍率も落ち着いたのかと思われます。       

「文化・スポーツ等特別推薦入試」
特別推薦入試は都立高校で実施される文化・スポーツ面において優れた能力を有する生徒を対象とした推薦入試で一般推薦とは別枠での募集になります。一般推薦同様に中学校長の推薦が必要となっており、平成27年度入試においては87校で実施された受検方式になります。応募者が一定のレベルに達していない場合、定員を満たしていなくでも不合格となりますが、一般推薦と併願できるため、多くの受検者が文化・スポーツ等特別推薦入試と一般推薦入試で同じ学校に出願している傾向があります。 文化・スポーツ等特別推薦入試は平成27年度は87校279種目で募集人数は896名という枠で実施されました。応募人員は1,988名で実質倍率は前年度と同様の2.22倍になりました。 応募倍率が高かった学校は、東久留米総合高校のサッカーで募集人員5名に対し、応募人員52名で実質倍率は10.40倍となりました。その他も、石神井高校のサッカーが9.00倍、保谷高校サッカー8.33倍、府中東高校サッカー7.67倍と高倍率上位10校の内、7校がサッカーという結果になっています。その他の種目としては、高島高校の硬式野球7.33倍、片倉高校の硬式野球6.40倍と運動系のメジャースポーツと呼ばれる種目の人気が高いことが分かります。東久留米総合高校は都立にも関わらず、東京の代表校として全国大会に勝ち進むなどの成績を収め、また都立高校として唯一の人工芝グラウンドを設置するなど、私立高校に負けない結果や設備を兼ね備えていることから人気を集めてます。他にも近年、硬式野球においても都立高校が甲子園に出場することもあり、人気を集めている要因といえます。文化系の推薦では鷺宮高校の書道が7.00倍とスポーツ系の推薦と並ぶ高倍率になっています。鷺宮高校の書道部は全国高等学校総合文化祭や高校生国際美術展で入選者を輩出するなど、実績を上げており人気を集めいています。 文化・スポーツ等特別推薦入試は一般推薦入試も同時に受検することができるため、27年度入試でも1,988名の受検者の内、1,438名と約7割が一般推薦入試にも応募しています。同じ学校を応募することもできるため、第一志望校として優先したい学校には、いずれの推薦にも応募することもお薦めできます。

◆私立高校
平成27年度の私立高校全体の応募者数は、推薦入試25,573名(前年度25,160名)となり413名の増加、一般入試においても応募者81,375名(前年度81,060名)で315名の微増となっています。高校受験では、都立一本で受検する生徒は少ないため、私立高校受験をする生徒に大きな変化はなく、例年同じ応募者数で推移しています。 近年の私立高校では、早慶MARCH等の上位附属校が人気を集め応募者を増やしている傾向にあります。また、特進コースなどのハイレベルなコースを設けている、もしくは新設した高校にも人気は集まっています。大学附属校の人気は特に女子に顕著に見られ、早稲田実業学校高等部では昨年度から73名増で倍率が3.4倍、青山学院高等部では昨年度から100名増の364名で4.1倍、中央大学高等学校では昨年度より127名増の387名で3.1倍、明治大学付属明治高等学校では昨年度より54名増の284名で2.9倍というように人気を集めいています。系列大学への内部進学率の高い学校合格することで大学受験をすることなく、高校3年間を充実した生活が出来るというメリットから、近年の受験動向の一つともいうことができ、中学受験においても大学附属校は人気を集めています。 その他では、三田国際学園高等学校や、東洋大学京北高等学校などが応募者を増やしました。三田国際学園高等学校は、今年度より戸板女子高等学校から共学化し、学校名を変更しました。その影響により応募者数は昨年度33名から今年度は357名と大幅に増加しました。学校名も変更したことによりイメージも一新し、人気を集めたといえそうです。東洋大学京北高等学校も今年度より京北高等学校から共学化し、学校名も変更したことにより、応募者数は昨年度348名から今年度903名と大幅に増加しました。新校舎も建設され移転したことにより、多くの女子生徒を含む応募者を集めました。このように共学化やコース新設、新校舎など学校側のハード面の変更に成功した学校が人気を集めているといえそうです。今後も、私立高校についてはコース新設等によって募集状況や倍率も変わることが予想されますので、常に状況を確認しておくことも重要になります。


入試の仕組み

■  学力検査
【全日制高校】
・第一次募集・分割前期募集
5教科(国語・数学・英語・社会・理科)が必須となり、各高校で面接・作文(小論文)・実技を実施することも出来る。
・第二次募集・分割後期募集
3教科(国語・数学・英語)が必須となり、各高校で面接・作文(小論文)・実技を実施することも出来る。
【定時制高校】
・第一次募集・分割前期募集
5教科(国語・数学・英語・社会・理科)+面接が必須となり、各高校で作文(小論文)・実技を実施することも出来る。
・第二次募集・分割後期募集
3教科(国語・数学・英語)+面接が必須となり、各高校で作文(小論文)・実技を実施することも出来る。
※分割前期募集・分割後期募集
都立高校では、あらかじめ募集人員を分割し、前期・後期の2回に分けて募集を行う高校があります。分割前期募集は第一次募集と同じ日程で行います。
※第一次募集・第二次募集
 第一次募集の結果、入学手続人員が募集人員に達しない高校で行われる募集です。

   

■  内申点
3年生の成績を9教科それぞれ5段階評価し、その内、実技4教科を2倍にして計算します。
(主要5教科×5段階)+(実技4教科×5段階×2倍)=65点満点
※この65点満点を、総合成績時には300点満点に小数点以下切り捨てて換算し、計算します。
3年生:主要5教科×5段階+実技4教科×5段階×1.3倍=51点満点

■  学力検査点と調査書(内申点)の比率
・全日制高校
第一次募集・分割前期募集では「7:3」、
第二次募集・分割後期募集では「6:4」と全高校で統一されています。
・定時制高校
第一次募集・分割前期募集では「7:3」または「6:4」で各高校が選択、
第二次募集・分割後期募集では「6:4」又は「5:5」で各高校が選択して実施します。


【対応市区町村】
千代田区 、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、 北区、荒川区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区、八王子市、立川市、武蔵野市、三鷹市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、 小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、羽村市 、あきる野市、 西東京市、西多摩郡瑞穂町、西多摩郡日の出町、西多摩郡檜原村、西多摩郡奥多摩町、大島町、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ヶ島村、小笠原村


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