埼玉県の中学受験の近年の動向

近年の動向

中学受験では、都道府県ごとに「入試解禁日」が設定されています。これは、生徒の青田買いを防止するために、入学試験の開始を都道府県ごとに統一しており、その定めた日程を「入試解禁日」と呼んでいます。

埼玉県では例年1月10日が入試解禁日となっています。埼玉県の中学入試は、本命校として受験する生徒も多数いますが、それ以外に1月20日を解禁としている千葉県の学校、また2月1日解禁の東京都・神奈川県の学校を本命校として、埼玉県入試を本番の練習とする「ためし受験」として利用する生徒も多数います。そのため、例年、他県と比べて多くの受験生と集めているのが特徴です。

「ためし受験」の場合、合格しても進学しない生徒も多いため、募集数と比べて、かなり多数の合格者数を出している傾向があります。平成28年度入試でも、特に受験者数の多い栄東中学校では、A日程で募集140名のところ3,884名(男子2,440名、女子1,444名)もの合格者を出しています。その他にも、城北埼玉中学校の第1回入試は募集100名のところ、合格者446名、獨協埼玉中学校の第1回入試は募集が男女各40名のところ、合格者は男子467名・女子428名の合格者を出しています。このように埼玉県の中学受験は、募集数や倍率といった数字だけでは見えない入試という特徴があります。

埼玉県の私立中学校は、どの学校も入試日を複数日程設けているのも特徴です。東京都や神奈川県では、御三家と呼ばれる学校など1日しか受験日程を設けていない学校も多いですが、埼玉県の私立中学校は、どこも複数日程設けています。そのため、第一志望校に複数回チャレンジすることもできるというメリットもあります。学校によっては、1月だけでなく、首都圏中学入試が落ち着く、2月4日~7日頃に最終日程を設けている学校もあります。複数日程を設けている学校では、複数回受験することによって加点や、ボーダーにかかった際に考慮されるなどの優遇措置がある場合もありますので確認が必要といえます。

また、埼玉県では、学校内でクラス分けをしている学校が多いのも特徴の一つといえます。大宮開成中学校では「英数特科クラス」「特別進学クラス」、開智中学校は「先端クラス」「一貫クラス」、栄東中学校では「東大クラス」「難関大クラス」など、受験段階でクラスごとに別日程を設けていることもあります。また、クラス分けをしている学校では、難易度の高いクラスを受験した場合に、合格に届かなったとしても、下のクラスであれば合格ラインに達していれば、「スライド合格」を出す学校もありますので、確認が必要です。

埼玉県の私立中学校は男子校が3校、女子校が3校、その他は全て共学校となっています。 男子校は、近年人気の高い大学付属校でもある立教新座中学校は、東京からの進学希望者も多く、難易度も高いです。平成28年度の第2回試験では倍率5.9倍(受験者237名のところ合格者40名)と高倍率の入試となりました。その他、城西川越中学校は特別選抜入試での成績優秀者への「入試特待生」の制度を設けており、また城北埼玉中学校は1月10日の午後入試を導入以降、年々受験者が増加するなど人気を集めています。

女子校では、浦和明の星女子中学校は埼玉県内の私立中学校の中でも最難関校の1校になります。例年、国公立大や早慶、医歯薬系大学へ多く合格者を輩出していることから、東京の女子御三家などの女子上位層の併願校として、例年2,000名前後の受験者を集めています。また、淑徳与野中学校も伝統ある県内の女子高です。生徒全員が国公立大・早慶上智を目指す6年一貫教育を実践し、例年1000名を超える受験者を集めています。各学校ともに、受験日によって、試験科目や倍率、また難易度も変わってくるため、どの日程で受けるかは事前に調べるなど戦略を立てる必要があります。


【対応市区町村】
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