四谷進学会は各地域の特性や受験動向に合わせてきめ細かく学習サポートいたします。

熊本県の中学受験の近年の動向

近年の動向

熊本県の中学受験動向

熊本県の中学受験事情として前提にあるのは、地元の県立高校が大学進学実績を維持していることです。

熊本高校、済々黌高校などの県立トップ校が高い大学合格実績を誇るため、私立の位置づけとしては、難易度の高い大学に行きたいというよりも、私立中高一貫の良さや、公立への不安から受験を考えるご家庭が多いようです。

受験校の構成としては、国公立では国立の熊本大学教育学部附属中学校、県立一貫校の玉名高校付属中学校・宇土中学校・八代中学校の3校、私立は真和中学校、熊本マリスト学園中学校、熊本学園大学付属中学校などがあります。

国立の熊本大学教育学部附属中学校の卒業生は、熊本高校等の最難関校に多く進学することから、まず熊本大学附属中学に入学することが、大学進学に向けての目標になっていることが多く、中学受験生の多くが、熊本大学附属中学を第一志望として挙げています。

県立中高一貫校は、熊本市外に玉名高校付属中学校・宇土中学校・八代中学校の3校があります。県立の3校は受験日程が一緒になるため、県立校を複数受験することはできません。

受験方式も私立校と異なり、4科目受験ではなく、適性検査と呼ばれる総合的な問題形式の受検になります。文系分野と理系分野に分けて作成されており、記述問題の分量が多いのが特徴になります。そのため、私立校とは対策や勉強方法も異なってきます。各学校とも、設立当初は受験者数も多く倍率も高かったのですが、近年は各校とも落ち着きを見せ、倍率も2倍前後で安定しています。

私立中高一貫校では、それぞれ特色を生かした学校運営を行っており、一定の人気を維持しています。仏教系の真和中学校は、県内トップクラスの進学校でもありますが、教育の根幹を「報恩感謝」とし、人間教育も重視した内容になっています。熊本マリスト学園中学校はカトリック系のミッションスクールで、2010年に校舎を全面的に改装するなど、過ごしやすい環境を整えています。熊本学園大学付属中学校は、2011年に新設されました。付属高校は70年の歴史がある私立名門校ですが、中学を新設したことにより、入学しやすくなったと言えます。

私立中学校は熊本市内に集中しており、多くの学校が「奨学生入試」「専願生入試」「一般入試」と複数の受験方式を取っています。受験日程は「奨学生入試」「専願生入試」と「一般入試」で受験日程も異なりますので、同じ学校を複数回受験することも可能になっています。また、首都圏の受験と違い、受験日が11月下旬から3月上旬と広い日程で行われることから、受験日が重なる学校も少ないため、多くの学校を併願することも可能になっています。受験日も土日に集中しているため、連日の受験となることも少ないので、精神的にも体力的にも切り替えて臨めるという特徴もあります。

受験科目は算数・国語・理科・社会の4科目受験がほとんどですが、多くの学校で算数・国語が理科・社会の2倍の傾斜点方式を用いていますので、受験に臨む上では算数・国語を重点的に行う必要があるといえます。半数ほどの学校では4科目の試験の他に面接を課しています。面接方式も集団面接と保護者同伴面接とがありますが、共学校は集団面接、女子校は保護者同伴面接という傾向にあります。また、「奨学生入試」「専願生入試」「一般入試」の受験方式によって、面接を課すかどうかを分けている学校もありますので、志望校の受験方式は正確に把握しておく必要があります。


【対応市区町村】
熊本市中央区、熊本市東区、熊本市西区、熊本市南区、熊本市北区、八代市、人吉市、荒尾市、水俣市、玉名市、山鹿市、菊池市、宇土市、上天草市、宇城市、阿蘇市、天草市、合志市、下益城郡美里町、玉名郡玉東町、玉名郡南関町、玉名郡長洲町、玉名郡和水町、菊池郡大津町、菊池郡菊陽町、阿蘇郡南小国町、阿蘇郡小国町、阿蘇郡産山村、阿蘇郡高森町、阿蘇郡西原村、阿蘇郡南阿蘇村、上益城郡御船町、上益城郡嘉島町、上益城郡益城町、上益城郡甲佐町、上益城郡山都町、八代郡氷川町、葦北郡芦北町、葦北郡津奈木町、球磨郡錦町、球磨郡多良木町、球磨郡湯前町、球磨郡水上村、球磨郡相良村、球磨郡五木村、球磨郡山江村、球磨郡球磨村、球磨郡あさぎり町、天草郡苓北町


PageTop

●資料請求・無料体験授業のお申込みについて、一切料金は発生いたしません。教材販売や無理な営業等は一切行っておりませんので、ご安心ください。

Copyright(C)2019 株式会社アイルビーワム All Rights Reserved.