四谷進学会による愛知中学校高等学校-学校インタビューです。

四谷進学会では各学校へインタビューを行い、生徒様へ確かな情報提供や進路相談に対応いたします。

注目校インタビュー

愛知中学校高等学校

愛知中学校高等学校-学校インタビュー

四谷進学会プロ家庭教師センター(以下四谷):今回は、学校法人愛知学院愛知中学校の教頭を務めている小川先生からお話しを伺います。よろしくお願いいたします。

小川教頭:よろしくお願いします。

四谷:愛知中学校には、どんな生徒さんが入学して来るのでしょうか。

小川教頭:やはり中学受験を勝ち抜いてきているので、何らかの目的を持った生徒が多いと思います。曹洞宗の仏教に基づく人間教育が根本にあるため、性格的には男女共に落ち着いた生徒が多いように思います。

四谷:宗教に関連した行事や授業はありますか?

小川教頭:はい。まず、毎日行っているものとしては、昼食時に全校生徒が一斉に唱える「食事訓」です。宗教情操主任が、毎日生放送で食事訓を唱え、感謝の心をもって食事をいただくように指導しています。そして、定期的に「三帰礼文」「般若心経」を唱え、心静かに座り、校長先生のお話し(法話)を聞くこともしています。広い講堂に集まり、高校生は毎週、中学生は隔週のペースで行われます。本校では「行学一体」「報恩感謝」という言葉を建学の精神として掲げています。しつけをしっかり行うことも大事だと考えていますので、特に中学3年間の間で徹底出来るよう、日々を過ごしています。

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その1つとして重要なのは、まず「挨拶」です。社会に出てからの重要性はもちろんですが、教員や保護者が、子どもの気持ちの変化に気づきやすいのも挨拶の利点です。2つ目は「けじめをつけること」です。放課の時間帯はどうしても気が緩みがちで、騒ぎたくなってしまう子もいます。そこで、先生方には極力放課の時間帯にも教室にいてもらうようにし、トラブルの発生を未然に防ぐための対策をしています。3つ目は「目標を持つこと」です。厳しい受験を乗り越えて入学してきている生徒達なので、既に目標がある子もいますが、目標がない子にも6年後にどんな道を進みたいかを考えさせます。長期的な目標が思いつかなかったとしても、まずは身近な目標として、自宅に帰ったら何時から何時までどう過ごすか、といった細かい目標を立てるように促します。

四谷:長期的な目標を立てる上で、学校としての具体的な試みはありますか?

小川教頭:本校の特徴の一つとして、「土曜講座」というものを実施しています。年間5回、土曜日に将来を考えることを目的とする講座です。中1では「環境」、中2では「職業」、中3では「世界の中の自分」をテーマとして考える取り組みを行っています。この土曜講座では、全校発表も行われます。学年ごとに審査し、中1と中2はグループで、中3は個人で、それぞれ代表者が講堂でプレゼンテーションします。そのためのプレゼンテーションを学ぶ講座もあります。こうして公の場でプレゼンした生徒達は、どこに出しても恥ずかしくないレベルにまで成長します。ちょうど今、中2の生徒は職場体験のため、家電量販店・介護福祉施設・博物館・図書館などをまわっています。自分達でアポイントを取るために、電話を掛ける練習をしたり取材するプランを練ったり、プレゼン力を養っています。今の中1生は、大学入試の新テストが導入される学年なので、そのためにも役立つでしょう。

四谷:大学進学では、何を目標とする生徒さんが多いですか?

小川教頭:大学進学ですと医学部や、国公立大学への進学も近年増えて来ているので、難関大学への進学を目指すことを目的としている生徒も多いです。それから、本校は愛知学院大学と同一法人で、大学に歯学部があるので、歯学部への推薦入学を視野に入れている生徒もいます。

四谷:医学部や歯学部に進学するためのコースも設けているのですか?

小川教頭:高校からですが、医歯薬コースがあります。本校は規模が大きい学校ですので、その子の目標に合わせ、分けて対応していく必要があると考えています。本校では中学から入学する生徒を6ヵ年生、高校から入学する生徒を3ヵ年生と位置付けていますが、厳しい高校受験をくぐり抜けて入学してくる3ヵ年生と6ヵ年生の一部生徒との間に、学力の差がついてしまうという問題が生じていました。そこで来年度の高1から、新たなクラスとして、特別進学クラスを設置することになっています。6ヵ年生を対象とするクラスで、2016年4月に新設される予定です。

四谷:3ヵ年生と6ヵ年生では、進学先にも違いが見られるのでしょうか?

小川教頭:名古屋は地元志向が強いので、公立中学から進学してくる3ヵ年コースの生徒は、地元の有名大学に進学する割合が多いと言えるでしょう。中学受験で入学してくる6ヵ年コースの生徒は、医学部や首都圏の有名大学への進学が比較的多くなっています。元々の目標の違いがあるためにコースを分けているとも言えますね。コース間で生徒が混ざることはないのですが、お互いに良い意味での競争があり、切磋琢磨する環境が整ってきていると言えます。その甲斐もあってか、当面の目標としていた国公立大学現役100名合格を平成24年度に達成することが出来ました。この年の学年全体の生徒数が464名で118

名が現役合格したので、約4分の1が国公立に合格したことになります。現在では、全体の30%を国公立大学に合格させるという目標を掲げ、もう一歩というところまで来ています。本校の特徴としては、全てのクラスから複数名の国公立大学合格者が出ているということですね。

四谷:クラス内でも切磋琢磨しているのですね。

小川教頭:そう思います。運動部に所属する生徒であっても、引退した後から頑張って国公立大学に合格している例がいくつもあります。それもあり、外部から高い評価を頂いています。

四谷:最後に、中学受験のご家庭に一言お願いします。

小川教頭:中学入試では、それほど難しいことは求めていません。基本的なことをしっかり行うことを心掛けて欲しいです。平均して60点程度取ることが、合格の一つの目安となっていますので、そう高いハードルではありません。入学すれば講習も多く組んでいますし、長野県にある愛知学院大学のセミナーハウスでは、例年学習合宿も行っています。講習では今年の高3は夏だけで約100講座もの数を用意していますし、合宿では4泊5日でしっかり学習します。まずは基礎基本をしっかりやっていただければ、後から成長できるよう、学校のフォロー体制は整えています。

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授業のポイント

標準を大きく超える時間数の授業を展開し、反復練習ときめの細かい指導で基礎学力をしっかりと定着させていきます。国数英の3教科は、中学3年間の復習と高校の学習内容への導入のための時間を確保し、高校へのスムーズな接続が可能となっています。各授業では、学習内容への理解度を確認するために、到達度確認テストを行います。また、学習に対する意識を高め、集中力を養うことを目的に、授業後に演習形式の講習を実施し、さらなる学力向上を目指します。長期休暇中には、各学期で学んだことを復習し、深めるための特別講習も実施されます。

部活動の様子

中学生全体の約8割の生徒が部活動に参加しています。授業後の講習を実施する曜日と、部活動に充てる曜日が分かれており、どちらにもメリハリを持って参加することを促しています。合わせて23の部が活動しており、健康な身体と強い意志を育てる役割を担っています。高校では日頃関わりの少ない、3ヵ年生と6ヵ年生の合同での活動の場にもなっています。

グリークラブは、宝塚国際室内合唱コンクールで総合1位を獲得するなど世界的にも有名なクラブです。歴史あるクラブで、愛知中学高等学校を代表する部活動と言えます。陸上競技部では、男女共に全国大会で入賞するなど、好成績を修めました。男子では全国駅伝で8位入賞、女子は全国総体で400m・1600m両リレー、200mで入賞しました。多くの生徒が難関大学進学を目指す中で、部活動にも力を入れて取り組んでいます。

大学進学実績(2015年度入試)

国公立大学180名(うち現役合格145名)
難関国立10大学21名(北海道大、東北大、一橋大、東工大、名古屋大、神戸大、九州大)
医学部医学科19名
歯学部歯学科14名
獣医学科2名
薬学部薬学科79名

☆国公立大学(主な実績)
北海道大学3名
東北大学1名
一橋大学1名
東京工業大学1名
名古屋大学11名
神戸大学3名
九州大学1名

☆私立大学(主な実績)
早稲田大学16名
慶應義塾大学8名
上智大学1名
東京理科大学31名
青山学院大学11名
立教大学8名
中央大学15名
明治大学27名
法政大学13名
同志社大学37名
立命館大学75名
関西学院大学8名
関西大学13名
愛知学院大学103名
南山大学150名
名城大学130名

学校説明会

1、学校説明会①・オープンスクール
日程:10月24日(土) 
学校説明会①は9:00~12:00
オープンスクール(事前申込必要)は9:30~11:00
内容:
・クラブ発表
・学校紹介
・入試説明
・施設見学
・個別相談
・体験授業
・体験入部

2、学校説明会②・愛中模試
日時:11月14日(土)
学校説明会②は9:00~12:00
  愛中模試(事前申込必要)は9:00~11:50
内容:
・クラブ発表
・学校紹介
・入試説明
・施設見学
・個別相談

3、入試相談会(事前申込必要)
日時:11月28日(土) 9:00~12:00
内容:個別相談

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