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京華女子中学校

部活・行事等

「学年を越えた挑戦」が、人を育てる学校

 

四谷進学会  溝田:

「総合ゼミ」という活動がありますよね。大学のゼミを思わせる名前ですが、実際は少し違うそうですね。

 

山中校長先生:

そうですね。総合ゼミは、毎年10月末の文化祭に向けて行う体験型の活動です。書道や日本舞踊、お琴、生け花、レゴ製作、消しゴムはんこなど、本当にさまざまな講座があって、生徒たちは自分の興味があるものを選びます。特徴は、学年の枠を越えて活動することです。中学1年生から3年生までが同じグループになって、一つの作品や発表をつくり上げていきます。

 

四谷進学会  溝田:

「体験を通して学ぶ場」なんですね。しかも、あえて縦割りで活動するのには理由があるのでしょうか。

 

山中校長先生:

部活動以外では、異学年で関わる機会は意外と多くありません。だからこそ、総合ゼミでは自然と先輩と後輩が関われる場をつくっています。上級生は下級生の様子を見ながら声をかけたり、教えたりしますし、下級生は「早く先輩みたいになりたい」という気持ちで取り組んでいます。もちろん年齢差があるので簡単ではありません。だからこそ、相手の立場を考えることや、どう伝えたら伝わるかを考える力が育っていくんです。

 

四谷進学会  溝田:

もしかして、総合ゼミだけでなく、部活動でも中学生と高校生が一緒に活動するのですか。

 

山中校長先生:

そうなんです。例えば吹奏楽部やマーチングバンド部は、中学1年生から高校3年生までが一緒に活動しています。本校のマーチングバンド部は全国大会で金賞を受賞するようなクラブですが、その中でも年齢の違う生徒同士が一つの目標に向かって練習しています。当然、上級生は下級生への接し方を考えますし、下級生は先輩から多くを学びながら成長していきます。技術だけではなく、人との関わり方も自然と身についていくんですね。

 

四谷進学会  溝田:

学校全体で大切にされている「共感力」は、部活動の中でも育まれているんですね。

 

山中校長先生:

そうですね。「相手を理解すること」は、授業だけで身につくものではありません。毎日の学校生活や部活動の中で、「どうしたら相手が動きやすいかな」「どう声をかけようかな」と考える経験の積み重ねが大切なんだと思っています。

また、部活動は、それぞれの子どもに合わせて選べるのが特徴です。全国大会を目指して本格的に取り組むクラブもあれば、週に1回程度の活動で自分のペースを大切にできるクラブもあります。

 

 

四谷進学会  溝田:

「頑張り方は一つじゃない。」そんな学校の考え方が、部活動にも表れているように感じます。では、部活動以外でも特徴的な行事はありますか。

 

山中校長先生:

はい。本校の学校生活の舞台は、日本だけではありません。高校ではニュージーランドへの留学制度があり、3か月または1年間、現地の学校で学ぶことができます。実際に1年間留学する生徒は多くありませんが、3か月でも現地校の制服を着て、すべて英語で授業を受ける経験は、生徒にとって大きな財産になるそうです。

また、中学3年生ではマレーシア・シンガポールへの研修旅行、中学2年生以上の希望者にはオーストラリアでの約2週間の海外研修も用意されています。ホームステイをしながら現地校に通い、日本とは違う文化や価値観に触れる経験は、「海外って面白い」「もっと学んでみたい」という気持ちのきっかけにもなっています。オーストラリア研修をきっかけに、次はニュージーランド留学に挑戦する生徒もいますよ。

いきなり長期留学ではなく、小さな挑戦から世界へ視野を広げていける環境が整っています。

 

四谷進学会  溝田:

自分のペースで挑戦する子。仲間を支えながら成長する子。先輩に憧れ、一歩ずつ自信をつけていく子。総合ゼミ、部活動、海外研修——どの活動にも共通していたのは、「人との関わりの中で成長する」という教育でした。

知識だけでは育たない力を、学校生活そのものを通して身につけていく。だからこそ、この学校では、生徒たちの表情がどこか生き生きとしているのかもしれません。

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