四谷進学会による小野学園女子中学高等学校-学校インタビューです。

四谷進学会では各学校へインタビューを行い、生徒様へ確かな情報提供や進路相談に対応いたします。

注目校インタビュー

小野学園女子中学校高等学校

小野学園女子中学高等学校-学校インタビュー

四谷進学会プロ家庭教師センター(以下四谷):本日は、小野学園女子中学校高等学校で教頭を務めていらっしゃる田中先生にお話しをお伺いいたします。よろしくお願いいたします。

田中教頭:よろしくお願いします。

四谷:まず、小野学園の教育方針についてお伺いできますでしょうか。

田中教頭:そうですね。まず、子どもはそれぞれ個性や特性を持っているので、それを探り当てて、どんな女性を育てていくかが基本になると思っています。家庭を支える母親というよりは、その時代を生き抜く、切り拓いていける女性を育てたい。これを表したものが、「清く正しく美しく」という言葉です。本校に対して、良妻賢母を育てるというイメージを持たれる方も少なくありませんが、自立して世に出て、自分の力を発揮して欲しいという想いが、この言葉に込められています。

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学力レベルだけで言えば、できる子とできない子がいますよね。もちろん、やればできるのですが、勉強に対する意識が入学時点で異なるので、それぞれ状況に合わせた教育が必要になってきます。できる子はさらに伸ばし、できない子は内に秘めている良いものを引っ張り出し、それを何かと繋げてあげる。すると、必ず何か得意なものが見つかる。それをさらに伸ばしていくように努めています。ただ進学実績を上げるためだけに教育するのではなく、その子の才能(生きる力の源)を見つけてやることが大切だと思っています。

四谷:自立した女性を育てるために大切にしていることはありますか?

田中教頭:一つはルールを守ることです。善悪の判断をきちんと持たせたり、人の立場に立って話を聞くことなどを徹底するようにしています。もう一つは疑問を持つようにすること。「なぜ」と考えることを習慣にさせるようにしています。疑問を持たないと、与えられたものを単純に正解だと思い込み、正しい判断が出来なくなりかねません。子どもは経験が少ないので、時に間違ったこともしますが、試行錯誤し、失敗も経験させることで、大人になった時に物事を正確に判断できる「自立心」「思考力」を育てるようにしています。そしてその根底にあるのは、「母親になる」ということ。母親は子どもを育てますが、それは次の世代を育てるということです。何のための自立する必要があるかと言えば、次世代を育てる責任があるからだと思います。

四谷:責任ある立場になるための訓練ということですね。

田中教頭:そうですね。勉強という訓練を積んできていない子は、考える習慣がない場合が多いので、すぐに答えを出したがります。面倒くさいとよく言いますね。決して頭が悪いのではなく、考えるための訓練がされていないのです。大人になってから、この訓練をし始めるのはとても大変です。この時期だからこそ、きちんと訓練しておくことが必要です。

四谷:訓練を積んできてない生徒さんを伸ばすには、どうすれば良いのでしょうか。

田中教頭:何か決定的な方法論があるわけではないと思いますが、大切なのは、特に重要な部分、つまり基礎に戻ってあげるということではないでしょうか。本校では、中高一貫の性質を生かし、高校でも中学内容を組み合わせて授業することもあります。できない状態でいくら先に進んでも、上積みされません。根本を常に意識しながら進めるようにしています。このところ、質問してくる子が格段に増えました。なぜだろう、と自ら考えることが少しずつ浸透してきているのだと感じます。私たち教員と生徒との間で、このような共通の目標をいかに多く持つかが、生徒を伸ばす上で重要なカギになると信じています。

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授業のポイント

小野学園では、コース別少人数授業を行い、生徒の学力に合わせた、レベル別の授業が行われています。Pコースは、国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコースで、できる生徒をさらに伸ばすことを基本コンセプトとして進めています。数学・英語・理科を中心に、文系とともに「リケジョ」を多く輩出することを目標としています。Mコースは、中堅大学、または資格と特色に特化した専門学校進学を目指すコースで、「個性と学力に対応した完熟主義」を基本コンセプトとしています。国語・数学・英語の基礎学力を中心に、生徒の理解度や習熟度を最優先し、柔軟な授業内容で進めています。

この2つのコース編成は、入学時点で成績別に分けられ、その後1年ごとに入れ替えが行われます。また、意欲的な生徒に向けた長期休暇を中心とした講習も行われています(高校生は平日も講習が組まれています)。授業への理解が遅れている生徒に対しては、補習や宿題による支援を行っており、将来に備えた面倒見の良さが小野学園の一つの特徴です。

イベント

小野学園の雰囲気を最も良く表しているイベントの一つが、「サイエンスオープンキャンパス」です。中学受験生に向けたオープンキャンパスで、理科実験を通して、小野学園を紹介する試みとなっています。もともと、大学との連携で始まったイベントですが、生徒達が学んだことを発表する場として進化させました。このイベントの良いところは、小学生への学校紹介だけでなく、小野学園の生徒が小学生に教えることで自らも理解を深めるとともに、プレゼン能力も同時に身につけられることです。紙芝居風にしたり、みかんのネットやテニスボールを使って表現してみるなど、生徒が主体性をもって参加できるイベントとなっています。

ホタルの自生研究を通して、環境問題を考える「ホタルプロジェクト」も、小野学園ならではのイベントの一つです。中学生が環境の復元を考えた「大井町自然再生園」の公園設計プランでは、2011年度の国土交通大臣賞を受賞しました。ホタルの観察を通して、生物への興味を持ち、自ら進んで調べるという好循環を生んでいます。

大学進学実績

横浜国立大学理工学部、鳥取環境大学環境学部、島根大学総合理工学部、中央大学総合政策学部、青山学院大学文学部、青山学院大学経済学部、青山学院大学社会情報学部、学習院大学文学部、明治大学理学部、法政大学デザイン工学部、法政大学人間環境学部、立教大学コミュニティ福祉学部、國學院大学文学部、日本女子大学理学部、東京女子大学現代教養学部、芝浦工業大学工学部、日本獣医生命科学大学応用生命学部、東京農業大学農学部、日本大学理工学部、東京医療保険大学医療保険学部、北里大学獣医学部、明治薬科大学薬学部、横浜薬科大学薬学部、共立女子大学看護学部など
※過去3年間の合格状況

学校説明会

〇平成27年度中学校説明会
第1回 5月30日(土)14時~
第2回 6月27日(土)10時~
第3回 8月2日(日)10時~
第4回 9月26日(土)10時~
第5回 10月24日(土)10時~
第6回 11月14日(土)14時~
第7回 12月5日(土)10時~
第8回 1月16日(土)10時~

〇事前相談
第1回 1月17日(日)9時~16時
第2回 1月23日(土)9時~16時
第3回 1月24日(日)9時~16時

〇平成27年度高等学校説明会
第1回 8月2日(日)14時~
第2回 8月29日(土)14時~
第3回 9月26日(土)14時~
第4回 10月24日(土)14時~
第5回 11月21日(土)10時~
第6回 11月28日(土)10時~
第7回 11月28日(土)14時~
第8回 12月5日(土)14時~

〇オープンキャンパス
・サイエンスオープンキャンパス 
8月30日(日)13時~ (中学受験生対象 理科実験教室)
・オープンキャンパス 
11月7日(土)9時~:中学受験生対象、13時30分~高校受験生対象

〇その他のイベント
・体育祭 6月6日(土)9時~
・志ら海祭 10月3日(土)・4日(日)9時~16時
・個別相談会 12月12日(土)9時~14時

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