東海中学校高等学校

東海中学高等学校インタビュー

四谷進学会プロ家庭教師センター(以下四谷):今回は、東海中学校高等学校の副校長、佐藤先生よりお話を伺います。よろしくお願いいたします。

副校長:よろしくお願いします。

四谷:それでは、まず東海学園の理念や特徴をお伺いできますか。

副校長:はい。本校は1888年に創立された、浄土宗の教えによる、仏教精神に基づいた中高一貫の男子校です。仏教精神と言っても宗教教育ではなく、あくまで情操教育がベースとなっています。教育目標として、「三綱領」を掲げていますが、なかでも中心となっているのは「勤倹誠実の校風を尊重して、よい個性を養いましょう」という目標です。簡単に言えば、きちんと真面目に励むという意味ですが、約100年前に旧制の東海中学に校長として赴任された椎尾辮匡(シイオベンキョウ)先生の短歌にも、この目標が表れています。 ~時は今、所足元、そのことに、打ち込む命、永遠(とわ)の御命(みいのち)~

という歌なのですが、今あることに精を出し、誠実に向かい合うという意味です。この勤倹誠実から派生する形で、他の二つが掲げられています。

「明照殿を敬い、信念ある人となりましょう」は、校内に明照殿という阿弥陀様を祀り、慈悲や知恵の大切さ、思想や背景を心の中で持ち、一個の人間として信念を持っていきましょうという意味です。

「平和日本の有要な社会人となりましょう」。これは当たり前のことですが、世の中の役に立ちなさいということ。この三綱領が本校のベースとなっています。単に知識だけでなく、深い思考や人の痛みを分かってあげるなど、様々なことをバランス良く身につけておく必要があります。

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四谷:三綱領に関係する具体的な取り組みは、どういうものがありますか?

副校長:一つには、「食作法」があります。昼食時に手を合わせ、自分に対する誓いとして、食を与えて下さる恩恵に対して、感謝をささげるものです。ただ漫然と食べるのではなく、なぜ食べることができるかを思い出させる作法と言えます。他にも、宗教の授業や毎朝の拝礼など、三綱領に繋がる取り組みは多くあります。行事も色々とやっていますね。卒業授戒会(じゅかいえ)は、高校3年の冬に、講堂で行われます。東海学園という場所から世界に羽ばたいていくための行事です。多くの生徒が大学に進学していきますが、中学高校よりもっと広い世界に出ていくための節目だと言えます。

四谷:東海学園と言えば、大学入試で医学部への進学実績が全国でもトップクラスとして有名ですが、意識されているのでしょうか?

副校長:よく聞かれるのですが、特に医学部に行かせたいと思っているわけではありません。本人の適正にあった大学に行き、その先にある社会で多様性を発揮して活躍して欲しいというのが本心です。例えば、国公立医学部に行きたいけど学力が足りていないという場合でも、むやみに別の学部を勧めることはありません。できる限り本人が希望する進路に進ませたいと思っています。本人の希望する進路に進ませるためにサポートするのが学校の役割であり、大学実績を上げることが目的になってしまっては本末転倒です。他人に言われて進んだ道では、そもそもモチベーションがないので、後悔する可能性があります。本人が後悔しない人生を送って欲しいので、学校はそれについての協力を惜しみません。やはり、大切なのはモチベーションだと思います。学校はそれをどう引き出してあげるかが重要だと思っています。

四谷:生徒さんのモチベーションを上げる方法として、具体的な試みはありますか?

副校長:例えば、中学3年での卒業レポートが挙げられます。自分が興味のある職業について研究し、それを発表します。各クラスで優秀だったレポートを講堂で発表させます。調査だけで終わりではなく、発表させるのです。広い講堂で行われるので発表者の緊張感もひとしおです(笑) しっかり調べないと発表はできません。自覚を持たせ将来に目を向けさせるのを、まず中3の段階から始めます。高校に上がると、研究仕事紹介という講座を設けて、第一線で活躍しているOBや、各界の専門家に講演していただき、今の道に進んだ理由や、どういう経緯で職業に就いたかなど、その人なりの社会観を生徒に聞かせることで、自分はどうしていくかを考えさせます。その他、同窓会に協力してもらってOBが各分野のメンバーを募り、現在の職業に就くまでの経験を綴ったものを冊子にまとめました。このようなものを通して、いろんな人生があるんだ、というモチベーションに繋がっていると思います。同窓生との協力が密接にあるのも、本校の良さの一つだと言えます。

四谷:在学中でも、先輩と後輩との関わりは多いのですか?

副校長:行事の中でも、先輩が後輩に対して、自分の姿を見せるものがいくつかあります。後輩の時に自分が経験していると、自分が先輩になった時、同じように助けてあげようという気持ちが湧いてくるでしょう。クラブ活動でも、多くが中高合同でやっているので、高校生が中1を教えたりします。自分が同じ立場になった時、やってあげられます。そして卒業した後も、OBが在校生にやってあげるという非常に良い循環になっていると思います。

四谷:これまで長い歴史を持つ東海学園ですが、生徒さんの特徴としてはどんな子が多いでしょうか?生徒さんが語っている特集ページでは、この分野だけは負けないという生徒さんが多いとのことでした。

副校長:確かにそうかも知れません。いろんな分野に知識を持った子が多いのは事実です。例えば、日本の歴史の知識が物凄いとか、中学生で政治評論家の本を全部読んでいたり。普通、中学生で全部読むかという(笑) 挙げるとキリがないですが、数学オリンピック世界5位、鉄道関係マニア、クイズ王チャンピオン、エコノミクス甲子園全国優勝など、分野は多岐に渡ります。何も目立たなくても構わないと思います。適材適所で、一人一人の力を発揮できればそれで良いと思います。地味であっても、縁の下の力持ちとして活躍することも大事なことです。やはり大切なことは多様性であり、個性を磨くことです。そして、学校は一人一人に合うものを見つけてあげる必要があります。

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授業のポイント

中高一貫校の利点を生かし独自のカリキュラムを編成しています。より高度になる高校の学習内容に時間をかけるため、主要科目では中学3年生から高校の内容に入ります。それに合わせてオリジナル教材を50種類以上用意し、理解度を高めることに使用しています。東海の生徒に合わせ、学習効率を考慮して組み替えられています。教える先生の立場としても自分達で製作した教材なので、教え方や重要ポイントが次にどう繋がっているか見通した上での授業となり、合理的です。さらに、少人数クラス編成によってきめ細かな指導を実践。またネイティブスピーカーによる英会話の授業を中学1年~高校3年まで多く取り入れ、国際化社会を見据えた実践的指導を早くから展開しています。

クラブ活動・課外活動

東海学園は、クラブ活動でも全国にその名を轟かせています。現在43のクラブがあり、中高生が合同で活動しているクラブも多くあります。アーチェリー部、囲碁部、ディベート部など全国でも常連のクラブ活動が少なくなく、文科系・体育会系問わず、多彩です。勉強が中心の日々忙しい中、クラブ活動との両立は社会に出た後の下地を作る訓練にもなっています。

水練会は、中学1年生が全員参加の臨海学校です。7月下旬に4泊5日の日程で、全職員と高校生、中3生の助手とともに集団生活を行う行事です。遠泳組は3km、距離泳組は1kmを泳ぎ切ります。泳ぎ方はいずれも顔を上げての平泳ぎで、古式泳法となっています100年以上続く、東海中学校の伝統行事で、それまでまったく泳げなかった生徒でも、数100m~1kmを泳げるようになる生徒も多くいます。

大学進学実績

東京大学や京都大学をはじめ、慶應義塾大学や早稲田大学など、国公立・私立ともに全国トップクラスの難関大学へ、毎年多くの生徒が合格しています。なかでも医学部医学科への進学率は全校的にみても他校に比べて高い実績を誇っています。

東京大学:27名(2名)
京都大学:42名(2名)
名古屋大学:61名(26名)
北海道大学:9名(2名)
東北大学:3名(1名)
一橋大学:8名
東京工業大学:4名
東京医科歯科大学:1名(1名
名古屋市立大学:24名(14名)
岐阜大学:18名(13名)
三重大学:3名(2名)
大阪大学:11名(2名)
神戸大学:8名(3名)
九州大学:1名(1名)
早稲田大学:89名
慶應義塾大学:76名(1名)

国公立大学合計:304名
国公立医学部医学科合計:96名
私立医学部医学科合計:80名
※(   )内は、医学部医学科の内数です

オープンスクール

日時:11月7日(土) 
場所:東海中学校
内容① 模擬授業 9時30分~11時30分 小5男子限定
内容② 学校説明会 13時00分~14時00分 小6・保護者向け
※中学入試を控えた6年生向けの説明会です。
※申込締め切り 10月9日(金)

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