四谷進学会による山手学院中学校の傾向と対策です。

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志望校別 傾向と対策

  • 山手学院中学校の傾向と対策

     山手学院中学校の国語は例年大問3題構成です。

     長文は、小説・物語から1題、論説・説明文から1題というのが一般的なようです。

     文章量は増加傾向で、やや多めです。内容についても同様で、大正期に書かれた随筆を出題したりと、内容把握に手間取る文章の出題が予想されます。ただ、出題傾向として確定されているようではないので、説明会等で確認しておく必要は当然あります。

     出題内容ですが、近年の流れに沿う形か、自由記述の問題も1問程度見られますが、ここは重要視する必要はないかと思われます。本文の流れを理解したうえでの、本当の意味での自由記述と言えそうなので、正解の範囲も広いはずです。記述問題自体、まったく手が出ないという生徒さんを除けば、神経質にならなくてよいのではないでしょうか。

     山手学院中学校の読解問題征服の鍵は選択式の問題でしょう。なかなか手強い問題です。本文中の文言の直接的な引用を避けて選択肢を作成されているように見受けられるからです。このような選択肢の中から正解を選び出すためには、問いの核心部分を決めるにあたって、文中からの抜き出しではなく、自分の言葉で作成する力が必要となるからです。「選ぶ」という消極的な姿勢ではなく、「作る」という積極的な姿勢が求められています。「なんとなく…これって感じかな」という姿勢では、当たったり外れたりの域を出ないでしょう。または、2択まではいったが、それからが…の繰り返しでしょう。打開するには、答える側に明確な根拠を示すという姿勢が必要となります。この姿勢こそが実は記述問題への基本的な取り組み方であり、したがって、山手学院中学校では、この選択式の問題で記述問題への対応力を見極めようとされているのではとさえ考えられます。「手強い」と称したのはそのような点からです。選択式の問題において、最初に「消去法」を用いるようなやり方では、なかなか太刀打ちできないでしょう。設問処理の基礎固めをすべきでしょう。

     約10問出題される漢字ですが、内容は標準的なものです。奇抜なものの出題はないと思われるので、お手持ちの漢字教材を使って繰り返し練習し、満点を目指していただきたいところです。

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