四谷進学会による宝仙学園中学校の傾向と対策です。

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志望校別 傾向と対策

  • 宝仙学園中学校の傾向と対策

     宝仙学園中学校理数インターの国語は例年大問5題構成です。

     長文は、小説・物語から1題、論説・説明文から1題の計2題。他の3題は漢字の読み、書き、語句を問うものです。長文といってもそれぞれの文章は長くありません。また、文章の内容も小学生にとって特に理解しにくいものとはいえません。よって、これらの点については特別な対策は不要と考えられます。

     設問は基本重視という姿勢で作られているようです。極めてオーソドックスな出題です。ただ、基本を「容易」と受け取ると苦戦されるでしょう。国語力は、「語彙力」と「論理力」と言われます。学校の方針として、読解問題で「論理力」を、漢字の問題で「語彙力」を測ろうとしているのではないかと思われます。

     「論理力」は、物事を論理的に考え伝える能力です。論理的に考えるためには、理由をつけることと、重要なことを表現を変えて繰り返す能力が必要となります。この2点を中心に本文を読んでいく力こそが基本と言えます。宝仙学園中学校理数インターではその点を忠実に作問しているように見られます。言い換えの問題の答えは、傍線部の近辺にあるとは限りません。重要だと判断したらチェックし、その言い換えが出てくるはずだと意識し、見つけていくような読み方が求められます。その力が身についていると、遠い箇所で同意表現を発見でき、内容一致の問題にも十分対処できるでしょう。論理的に伝えるための前提条件として、主語を明確に記すということが挙げられるでしょう。しかし、主語を明確にするという習慣は多くの日本人にはありません。記述問題はここを突くものです。宝仙学園中学校理数インターでは、各大問ごとに2問、計4問の記述問題を出題するのが通例のようです。記述すべき内容は、さほど難しいとは思われないはずです。ただ、それをどのように表現するのかとなると話が違ってくるかもしれません。ポイントとして、主語を明確にして説明するという習慣をしっかりと身につけられるように留意してください。そのためには、述語(結論)を挙げたら、次に主語を明示するという練習をするとよいと思います。この述語と主語が明確に記されているかという点を、採点の大きなポイントにされているように感じます。このような意識で答案を作成できると、確実に途中点が獲得できるようになるはずです。

     漢字の出題内容は、いわゆる頻出事項とは少し違っているようです。新聞等を読んで漢字の読み取りの練習をする、なぜその字を使うのか考えてみるという姿勢があるとよいでしょう。

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