四谷進学会による渋谷教育学園幕張中学校の傾向と対策です。

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志望校別 傾向と対策

  • 渋谷教育学園幕張中学校の傾向と対策

    渋谷教育学園幕張中学校の国語は例年大問2題構成です。

    長文は、小説・物語から1題、論説・説明文から1題というのが一般的なようです。最難関校の一つである渋谷教育学園幕張中学校ですので、求められるレベルは高度です。

    文章の内容は小学生向けでは決してありません。「あなたの身の周りの世界」には興味はないようです。求めているのは純粋かつ理性的な批判精神とでも言えるでしょう。世の中の様々な出来事に関心を持ち、「それはおかしいんじゃないか」と疑問を持ち、何が、なぜおかしいのか、ではどうしたらいいのか…この流れが渋谷教育学園幕張中学校が教育目標として掲げる「自調自考」ではないでしょうか。「常識を疑う」という発想が必要となるでしょう。そのためには、「常識」を正確に知るのが第一歩です。まずは語彙力の拡充が、具体的に申せば一般的な小学生の日常とは無縁と思われる抽象的な概念を表す語彙の定義の徹底が渋谷教育学園幕張中学校合格のためには不可欠です。それを身につけたうえで、論説文の読解の基本にしたがって読み進めていくだけです。

    小説では、ここ数年、芥川龍之介・川端康成・夏目漱石といった文豪と称される作家の文章が出題されています。彼らの作品の底流を流れる、人間のエゴイズムといった箇所からの出題がなされ、これは小学生にはかなり厳しいのではないでしょうか。物事の表と裏、光と影を意識して人間に、社会に触れていくということを意識し、自分の身の周りにはない別の世界を想像していくことの大切さが求められているように感じます。

    渋谷教育学園幕張中学校は問題において基本を重視しているように見えます。字数の多い選択式の問題はその象徴ではないでしょうか。選択に苦慮するような紛らわしい選択肢はほとんどないように見られます。選択肢の中のここがおかしいという箇所を発見していこうということではなく、自分が求めているものはこういうものだ、それを選択肢の中から見つけてやろうという姿勢で選択肢と向き合うということです。これは記述を作成するときと同じです。だから基本なのです。答えと思われそうなものをみつくろって答案を作るのではなく、答えの核となるべきものから展開していくという形で答案を作成していく練習を積みかねていけばよいでしょう。

    17年度でいえば、合格者平均が60点弱という難問です。読解力に不安がある方は、テクニックに走らず、まずは基本の徹底から始められることをおすすめいたします。

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