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志望校別 傾向と対策

  • 開成中学校の傾向と対策

    算数(85点/60分)

    開成中学の算数は、論理的に考えなければ解き進められない問題もありますが、全体を通してスピードと正確性を重視している問題構成になっています。決して難問だらけの太刀打ちできないような問題構成ではありません。3すについては、平均点こそ違いますが、例年合格者平均と受験者平均で10点以上開きが出るため最も合否に影響する科目といえます。特に立体図形・数の性質は頻出単元です。立体図形は中学レベルの知識も必要で、立体図を書く問題では真上から見たものを書かせる内容の問題や、相似比や面積比と絡めた複合問題も出題されています。塾の教科書に出題されているレベルの問題は完全に解けるようにした上で過去問に取り掛かりましょう。また、出題される立体図をイメージできるように過去問を繰り返し解き、慣れておくと良いです。立体図は得点率が低くなりことも多い単元ですが、式をしっかりと立てることができれば計算の難易度自体は決して高くないので得点源にすることもできます。数の性質は、規則性を見つけ、それを書き出していくことで解けることのできる問題も出題されています。式を立ててから解くことに慣れてしまうと、このような作業問題は時間を取られてしまうため、他の問題に影響してしまいます。最難関校では同様の問題は出題される事が多いので、問題形式に慣れておくことで点数を伸ばす事が出来るといえます。また開成中学では、解答用紙に問題の解き方や考え方・途中式を書かせるスペースが大きく設けられているという特徴もあります。解答だけでなく途中式も重視されますので、考え方やプロセスを明確に書き、少しでも部分点を確保することも重要です。

     

    国語(85点/50分)

    開成中学の国語は、大問は1~2問で構成されています。ほとんどの場合、長文2題か、超長文1題のいずれかとなります。例年、合格者平均点は50~60点で、受験者平均点と8点程の差が開き、合否に影響しています。記述が多いことが開成の特徴で、100~150字程度の記述が例年出題されています。文章量に対する制限時間は少なめで、いかに正確にスピードを持って文章を読めるかが鍵になります。物語文の難易度は中学受験レベルではかなり高く、主人公の心情について、イメージしにくい文章が出題されます。読み進める上では、登場人物の人間関係や背景・描写に注意し、場面を分けながら、整理して読んでいくことが重要です。論説文では、哲学的文章が頻出になります。段落ごとの要点をしっかり掴みながら読み進めましょう。日頃から自分の考えを100字前後でまとめる練習をし、記述問題でしっかり得点することが必要です。「何を」「どのように」記述するかが重要です。特に「どのように」の部分は記述慣れしていないと難しい部分にもなります。開成の過去問を解くのはもちろんですが、特に難関女子校は難易度の高い文章を扱っていますので、難関女子校の過去問を解くことも有効な対策になります。

     

    理科(70点/40分)

    大問は4問程度で、各分野ごとに頻出単元が見受けられます。
    生物の場合は「昆虫と植物」、地学の場合は「気象・気温など」、物理の場合は「力学」、化学の場合は「水溶液」です。
    暗記分野に関しては、開成クラスの受験をする方では、あまり点差が開きにくいといえます。計算問題は、各分野ごとにパターンは決まっているので、演習を繰り返しミスなく点をとれるようにしましょう。

     

    社会(70点/40分)

    大問数は、年度によって2~5題です。各分野から幅広く出題される傾向にあります。開成中学の特色としては、東京を中心とした地域限定の問題が頻出ですので、各分野においても東京の部分は深く掘り下げておく必要があります。社会は全体的に点差が開きにくいですので、ここの地域限定問題をいかに取れるかで、リードできるかが決まってきます。

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